住居にて快適な生活に関わる家での室温。
賃貸アパートに住んでいる時は今住んでいる一戸建てローコスト住宅の”室温”はどうなるか全然予想ができませんでした。
そこで以前、一戸建てローコスト住宅の各部屋”夏の室温変化”についてまとめた記事を当ブログは投稿しました。
この各部屋”夏の室温変化”の記事は冬の時期でも読者様に読んで頂いている好評記事で夫婦共々嬉しく思っております。
やはり住宅購入は高額な買い物になるため、家の快適性に関わる新居の室温は気になる方が多いのでしょう。
一戸建てローコスト住宅の“冬の室温変化”をまとめました。
以前に投稿したわが家の夏・各部屋の室温変化記事、第2弾となる”冬編”です。
わが家は「窓がない部屋」があるため窓の必要性に悩んでいる方には役立つかもしれませんし、”夏編”にはなかった
についても今回は新しい項目としてまとめました。
冬の浴室に入った時の寒さが嫌な方はぜひ注文住宅に活かしてもらえればと思います。
・以前の各部屋”夏の室温変化”についてまとめた記事はこちら>>>
冬のローコスト住宅の温度変化を計測した部屋は?また冬の快適と言われている室温とは?
では、ローコスト住宅であるわが家の冬の室温変化を計測した部屋は以下になります。
そして、前回の夏同様ではありますが
をもう一度載せておきます。
そして、一般的な「冬の快適といわれている室温」はどれくらいなのでしょうか?
“Panasonic”さんのホームページの「冬、快適に過ごすために。暖房の適正温度と心地よい空間づくりのコツ」というページを参考にしますと、
一般的に18~22℃で、22℃くらいが快適に感じる人が多い
節電を考慮すると、暖房時は少し低めの室内温度20℃が目安だそうです。
室温を20℃にキープ出来れば、快適性と節電の両方でコスパの良い冬のマイホーム生活が送れるということです。
しかし、冬の場合は無暖房の状態で室温を20℃に保つというのはなかなか難しいのではないでしょうか。
そんな無暖房の状態の部屋の室温も計測していますので、次の項目から解説する和太家ローコスト住宅の各部屋・室温変化を参考にどうぞ。
室温計測① 暖房を効かせた1階LDK
では、暖房を効かせた1階LDKの室温・外気温・エアコン電気代の測定結果のグラフは以下になります。
※グラフの上に載っている(和歌山市・最高気温/最低気温)は天気予報での当日気温になります。
時間 | LDKの室温 | 外気温 (エアコン表示) | エアコン電気代 |
6:50 | 18℃ | 3℃ | 0円 |
8:00 | 22℃ | 4℃ | 12円 |
9:00 | 22℃ | 6℃ | 20円 |
10:00 | 22℃ | 7℃ | 28円 |
13:15 | 21℃ | 9℃ | 49円 |
14:15 | 21℃ | 8℃ | 55円 |
15:00 | 21℃ | 8℃ | 59円 |
16:30 | 21℃ | 7℃ | 66円 |
18:00 | 21℃ | 7℃ | 76円 |
19:00 | 22℃ | 7℃ | 81円 |
21:00 | 22℃ | 7℃ | 91円 |
22:00 | 22℃ | 7℃ | 96円 |
23:00 | 22℃ | 6℃ | 101円 |
0:00 | 22℃ | 6℃ | 105円 |
わが家のLDKに設置しているエアコンは”Panasonic”さんのエアコンになります。
この”Panasonic”さんのエアコンはわが家でも購入して良かった家電の1つで、LDK16帖+3帖畳コーナーもある1階のスペースをすぐに温めてくれる優れたエアコンです。
・LDKに設置しているエアコンの他、わが家が購入して良かったコスパが良い家電・家具をまとめた記事はこちら>>>
この計測結果から、
ということが分かりました。
現代の電気代高騰の原因である燃料調整費を除くLDKエアコンの電気代を夏に計測した時と比べると、
冬の方がLDKエアコン電気代は約10%ほど上がっている。
わが家では電気代を夏と冬に比べた場合、冬の方が電気代が高い傾向がありますが、
今回の計測結果からLDKエアコンだけを見ても夏冬それぞれで一日分の電気代に違いがあり、冬の方が高いことが分かりました。
わが家のローコスト住宅入居2年目(2022年~2023年)と1年目(2021年~2022年)の電気代・消費電力の違いをまとめた記事もありますので参考にどうぞ。
ちなみにですが、電気代が高騰している2022~2023年においてオール電化住宅であるわが家の電気代は月々平均で14,000円台です。
▼消費電力を少なくしても電気代が上がっている!?わが家の電気代をまとめた記事はこちら。
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室温計測② 1階LDKのハニカムスクリーンで仕切っている窓枠
測定時はハニカムスクリーンを降ろして、窓枠に温度計をセットしました。
時間 | ハニカムスクリーン 窓枠温度 | LDKの室温 | 外気温 (エアコン表示) |
6:50 | 11℃ | 18℃ | 3℃ |
8:00 | 13℃ | 22℃ | 4℃ |
9:00 | 14℃ | 22℃ | 6℃ |
10:00 | 15℃ | 22℃ | 7℃ |
13:15 | 16℃ | 21℃ | 9℃ |
14:15 | 16℃ | 21℃ | 8℃ |
15:00 | 16℃ | 21℃ | 8℃ |
16:30 | 15℃ | 21℃ | 7℃ |
18:00 | 15℃ | 21℃ | 7℃ |
19:00 | 15℃ | 22℃ | 7℃ |
21:00 | 14℃ | 22℃ | 7℃ |
22:00 | 14℃ | 22℃ | 7℃ |
23:00 | 14℃ | 22℃ | 6℃ |
0:00 | 14℃ | 22℃ | 6℃ |
夏に測定した時は外気温と窓枠の温度は近い値が出ていましたが、今回はそれぞれの測定箇所で差がでました。
今回の測定結果のグラフから
ということが分かりました。
窓は他の箇所に比べ、冬の暖房時に室内の温度が外に逃げる割合の50%以上を占めていると言われています。
そのため、室温が下がりやすい状態だとエアコンに室温をキープするための負荷がかかり、日々の電気代が上がる要因になります。
ハニカムスクリーンは室内の温度を保つのに役立っている
冬の方がはっきりと窓枠との温度差が出ているので、冬の方がハニカムスクリーンの効果は大きいようです。
窓の性能を上げるという選択もありますが、グレードアップする費用は各住宅会社で違い窓の単価も高いため予算との相談になります。
わが家がLDKに設置しているハニカムスクリーンは「国内最安挑戦中!」を売りにしていてネットで購入することができる“びっくりカーペット”さんのものです。
最大の大きさが「高さ250cm幅220cm」・最小で「高さ30cm幅40cm」、大きさにもよりますが3900円(税込)~の値段でオーダー可能です。
興味がある方は色味や生地質が分かる無料サンプルの請求ができるリンクを下に貼っておきますのでぜひどうぞ。
室温計測③ 窓がない部屋【トイレ・浴室】
先ほどの項目で冬の窓は室温の熱を50%以上も外に逃がしているということでしたが、この項目ではわが家の窓がないトイレと浴室についての測定結果を載せていきます。
これら二つの部屋は、窓がないという点の他に共通点があります。
浴室には「浴室暖房」が付いているのですが、暖房機能はほぼ使っておらず付帯機能の”換気”がずっと動いている状態です。
わが家は第三種換気であるため、外の空気をそのままの温度で吸気して換気扇で家の空気を排出しています。
今回この二部屋の測定結果は、第三種換気の窓がない家の中の自然な室温となります。
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窓なしトイレ
では、窓なしトイレの室温測定結果は以下になります。
時間 | 窓なしトイレの室温 | 外気温 (エアコン表示) |
6:50 | 15℃ | 3℃ |
8:00 | 15℃ | 4℃ |
9:00 | 15℃ | 6℃ |
10:00 | 15℃ | 7℃ |
13:15 | 15℃ | 9℃ |
14:15 | 15℃ | 8℃ |
15:00 | 15℃ | 8℃ |
16:30 | 15℃ | 7℃ |
18:00 | 15℃ | 7℃ |
19:00 | 15℃ | 7℃ |
21:00 | 15℃ | 7℃ |
22:00 | 15℃ | 7℃ |
23:00 | 15℃ | 6℃ |
0:00 | 15℃ | 6℃ |
夏に室温を計測した時と同じ傾向になりました。
夏に窓なしトイレの室温を計測した時も計測中はずっと変わらず同じでしたが、今回の冬の室温計測でもずっと変わらず15℃のままでした。
外気温が上がっている時間帯でも変わらず一定の室温をキープしていました。
室温は一定ではなく、外気温と近い温度になっていたかもしれない
トイレの一日の滞在時間と
などの窓を設置する費用対効果を考えると今回の冬のトイレの室温が一定になった結果を含め、わが家がトイレに窓を設置しなくて良かったと思える結果になりました。
わが家は窓の数を減らしたり・小さくしたりした他、ベランダ・バルコニーを無くすといったことで住宅費用を抑えることができました。
▼100万円程のわが家のコストダウンについてまとめた記事がありますので参考にどうぞ。
窓なし浴室
時間 | 窓なしトイレの室温 | 外気温 (エアコン表示) |
5:30 | 17℃ | 7℃ |
6:30 | 17℃ | 7℃ |
7:30 | 17℃ | 9℃ |
8:30 | 17℃ | 10℃ |
9:30 | 17℃ | 11℃ |
10:30 | 17℃ | 13℃ |
11:30 | 17℃ | 15℃ |
12:30 | 17℃ | 15℃ |
13:30 | 18℃ | 15℃ |
14:30 | 18℃ | 13℃ |
15:30 | 18℃ | 12℃ |
16:30 | 18℃ | 12℃ |
17:30 | 18℃ | 12℃ |
18:30 | 18℃ | 12℃ |
19:30 | 23℃ | 12℃ |
20:30 | 25℃ | 11℃ |
21:30 | 19℃ | 11℃ |
22:30 | 17℃ | 9℃ |
23:30 | 17℃ | 9℃ |
0:30 | 17℃ | 8℃ |
窓なしトイレの室温計測をした日と違う日で外気温も高い日ではあるのですが、室温の方はほぼ一定でした。
19:30と20:30に室温が上がっているのは、換気を止めて浴槽にお湯を溜めてお風呂に入っていた時間だからです。
浴槽にお湯を溜める時に換気を止めれば、室温と湿度が上がるためお風呂に入る時に感じるヒヤッとした感覚はほとんどありません。
窓もないため窓際が寒いということもありません。
シャワーを使ったりしてお風呂から出る時の最終的な室温は30℃くらいまで上がっていました。
その後に換気扇を動かして20:30に室温を計測すると25℃まで室温が下がっていたというのが室温変化の経緯です。
これら窓なし浴室・トイレの室温測定結果から
ということが分かりました。
室温計測④ 西日が当たる洗面室・脱衣室
洗面脱衣所を仕切るドアを設置してもらって、
という間取りになっています。
この二部屋を仕切るドアを開けた状態にした1階の西日が当たる洗面室・脱衣室の冬の室温変化のグラフは以下になります。
時間 | 洗面室・脱衣室のの室温 | 外気温 (エアコン表示) |
6:50 | 11℃ | 3℃ |
8:00 | 12℃ | 4℃ |
9:00 | 12℃ | 6℃ |
10:00 | 12℃ | 7℃ |
13:15 | 13℃ | 9℃ |
14:15 | 12℃ | 8℃ |
15:00 | 12℃ | 8℃ |
16:30 | 11℃ | 7℃ |
18:00 | 11℃ | 7℃ |
19:00 | 11℃ | 7℃ |
21:00 | 13℃ | 7℃ |
22:00 | 13℃ | 7℃ |
23:00 | 12℃ | 6℃ |
0:00 | 12℃ | 6℃ |
夏の室温計測の時は西日が当たる夕方になるにつれて室温が上がっていきました。
今回の冬の室温計測では昼頃までは晴れていたのですが、昼頃からは曇っていたので昼からの室温は下がり傾向でした。
そして、21:00頃の室温が上がっているのはお風呂の温かい空気が浴室の出入りで洗面室・脱衣室に伝わったからだと思います。
同じ1階にある暖房が効いていない”窓なしトイレ”に比べ、温度変化があり室温も低い
やはり小さいながらも窓があることで外気温が室温に影響を与えていることが分かりました。
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室温計測⑤ 2階全体
2階は寝室と現在は大きい仕切っていない子ども部屋の2部屋があります。
室温計測は夏と同じ方法で
という形式となっております。
窓枠の計測は、夏以降に購入した2階ホールのハニカムスクリーンを開いた状態でしています。
2階は就寝前に少しだけ暖房を付ける程度なので、室温計測は2階全体の冬の自然な室温変化が分かる結果となっています。
※グラフ上の(和歌山市最高気温/最低気温)は天気予報での当日気温です。
時間 | 2階の室温 | 窓枠温度 | 外気温 (エアコン表示) |
6:20 | 12℃ | 10℃ | 6℃ |
7:20 | 12℃ | 10℃ | 5℃ |
8:20 | 12℃ | 11℃ | 6℃ |
9:20 | 12℃ | 12℃ | 7℃ |
10:20 | 12℃ | 12℃ | 9℃ |
11:20 | 12℃ | 12℃ | 9℃ |
12:50 | 13℃ | 13℃ | 13℃ |
14:00 | 14℃ | 14℃ | 14℃ |
17:10 | 14℃ | 14℃ | 10℃ |
18:10 | 14℃ | 14℃ | 9℃ |
19:10 | 14℃ | 14℃ | 9℃ |
20:00 | 13℃ | 13℃ | 8℃ |
21:00 | 13℃ | 13℃ | 8℃ |
22:00 | 13℃ | 12℃ | 6℃ |
23:00 | 12℃ | 12℃ | 6℃ |
2階室温を計測した日は他の部屋の室温計測の日に比べ、”最高気温/最低気温”が3℃ほど高い日でした。
温度計の数の都合上、計測日が別になりましたが他の部屋と同じ12月24日に計測していれば室温はもっと低かったのではないでしょうか。
今回は2階ホールのハニカムスクリーンを開いた状態での室温計測でしたが、ハニカムスクリーンを閉めた状態で室温計測をしたグラフ・温度をまとめた記事を下記に載せておきます。
わが家の2階ホールに設置しているハニカムスクリーンは
であり、暖房を入れていない2階室温と窓枠でもしっかり温度差がある測定結果となりましたので参考にどうぞ。
▼2階に設置した高性能ダブルハニカムスクリーンについてまとめた記事はこちら。
【まとめ】冬の室温計測から家の温かさは窓が重要であることが分かりました!
では、最後に今回計測した部屋の部屋とまとめた室温グラフを載せておきます。
計測した日が違うグラフはそのまま載せておきます。
開口部は家の熱を外に逃がす割合が高いということを証明できたのではないでしょうか。
窓の数を多くしたり、大きい窓を採用したい方は窓の性能が良いものを選ぶ方が
といった入居後の快適性に関わる点が向上するでしょう。
部屋と窓枠を仕切るためのハニカムスクリーンの効果も室温計測から有効であることがわかりました。
ハニカムスクリーンの特徴や取り付け方・わが家が採用しているメーカーについてまとめた記事もありますので気になる方はどうぞ。
・ハニカムスクリーンの特徴や取り付け方・わが家が採用しているメーカーについてまとめた記事はこちら>>>
そして、今回は冬のわが家ローコスト住宅の室温変化についてまとめましたが、夏にも行った各部屋の室温計測も参考にして貰えればと思います。
▼一戸建て住宅の2階は暑い⁉その他各部屋の冷房なし室温計測結果はこちら。
この記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
「和太の暮らし通信簿」では、その他、住宅に関すること・節約・ポイ活・貯金を増やすテクニックについてまとめた記事が多数ありますのでゆっくり遊んで行ってください。
「トイレと浴室の温度変化が少ないのは嬉しい」
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