新築の一戸建て住宅に住みだした2021年の夏、初めての電気代が出ました。
7月分の金額でエアコンを使用する夏は電気代が上がる時期でもあります。
注文住宅を建てる前は、電気と都市ガスが使用できる土地だったので併用を考えていたのですが、住宅会社の方との打ち合わせをしていると「オール電化」をおススメされたので我が家は「オール電化」にしました。
また将来は共働きを視野に入れているため、家事が楽になる「時短家電」を毎日使用しています。
その「時短家電」を毎日使うので省エネ性が高い家電を採用しました。
結果としては「オール電化」にして良かったです。
賃貸アパートに住んでいた時の7月に比べ、新築住宅に住みだした7月の方が光熱費は安いです。
今回は新築ローコスト住宅の
と入居してからの電気代1年分(2021年7月~2022年6月分)を解説すると共に賃貸時代との光熱費との差も解説していきます。
また、値上げが続く2022年(入居2年目)のわが家の電気代の変化が気になる方はこちらの記事をご覧ください↓↓↓
オール電化とは?
キッチンコンロや給湯器などガスでも使用できるエネルギー源を「IHクッキングヒーター」や「エコキュート」の設備を採用することでエネルギー源を電気のみの一本化にした住宅
深夜電力を使用することで夜間の電気代を安くできてお得です。
我が家では念のために災害時の備えとしてカセットコンロを1つ購入しています。
また、災害などの時は地域差はありますが、ガスよりも電気の方がライフラインの復旧は早いことが多いのでそういうところもメリットの1つです。
太陽光発電を採用している住宅では停電時も電気を使用できるため、停電時はライフラインをカバーできます。
新築住宅の性能
我が家の新築ローコスト住宅の快適性いわゆる断熱性能に関わる以下の部分を紹介します。
これらは住宅の中が温かくなったり、寒くなることに影響しますのでエアコンの使用に関わる部分になります。
ZEH住宅や長期優良住宅でもない我が家の新築の断熱性能は大手住宅会社と比べると劣ると思います。
断熱性能が良いと外からの気温が家に伝わりにくくなり、エアコンの使用頻度が抑えられ電気代の節約に繋がります。
別の記事ですが、施主支給で準備したハニカムスクリーンの断熱性能を確かめるために、我が家のローコスト住宅の室温と外気温の差を比べた記事もあるので良ければご覧ください。
住宅性能① 断熱材
断熱材は主にグラスウールを使用しています。
上の画像は我が家の建設中に撮ったグラスウールを壁に施工した写真です。
グラスウールは断熱材の中では安価であり、ある業種の工場の機器では保温材としても使用されている燃えにくい素材です。
品種によって密度・熱伝導率・熱抵抗値に差があり、それらがグラスウールの性能に影響しますが、我が家の注文住宅はローコスト住宅なため、高性能なガラスウールは使用していません。
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住宅性能② 外壁材
外壁材はヘーベルパワーボードを使用しています。
すごく優れた高性能な外壁材です。
ローコスト住宅でこの外壁材が標準仕様なのはとてもラッキーでした。
防火性・断熱性・遮音性といった点でメリットが多く、サイディングも選べましたがヘーベルパワーボード一択で外壁材はこれのみです。
過去にこの外壁材の特徴をまとめた記事があるので良ければご覧ください。
住宅性能③ 窓の大きさ・量・種類
我が家の窓は「YKKap」さんの“エピソードⅡNEO”です。
窓の大きさ・量はもともと作成してもらった間取りよりも打ち合わせの時に小さくしてもらい、量も少なくしてもらいました。
そして、もともとアルミサッシ・ペアガラスが標準仕様でしたが全部の窓サッシを追加オプションでグレードアップしてもらいました。
窓サッシをグレードアップするのにかかった費用は10万円程でした。
ローコスト住宅のグレードアップの追加費用は高くなりやすいと聞いていたのですが、他の箇所も後悔のないようにグレードアップしましたがそこまで高くなりませんでした。
ちなみに窓の数が少ないほど住宅の断熱性能は上がります。
またカーテン類は上下窓にはハニカムスクリーン、掃き出し窓・引き違い窓にはカーテンを取り付けています。
住宅性能④ 24時間換気システム
我が家の換気システムは第3種換気になります。
自然給気のため、その部分のコストは安いのはメリットですが、外気温がそのまま入ってくるのは家の中の室温の調整が必要になるのでデメリットです。
住宅性能⑤ 間取りの状態
間取りはエアコンの効きに関わります。比較的シンプルな間取りの方がエアコンの電気代は安くなると思います。
引き戸は開き戸に比べ、気密性が悪く、遮音性も劣りますが、最後の閉まり方がゆっくりになるので子供には安全なことやバリアフリーに優れているなどのメリットがあります。
主に使っている家電と使用頻度
家電も光熱費に大きく影響します。やはり、新しい物の方が電気代は安くなることが多いです。
新築の住宅に引っ越す時に買い替えた物や、そのまま賃貸の時から持ってきた物があり、電気代に大きく関係しそうな物は買い替えました。
我が家では家事が楽になる「時短家電」と省エネで電気代が節約できる家電を採用しています。
これら上記の家電や住宅設備になります。
家には育休中のため、奥さんと子どもがいる状態です。
奥さんが働きだして、子どもが保育園に通いだすともう少し電気代が下がるのではないかと考えています。
新築住宅での家電・家具は利便性が良くて、省エネ性能が良いものを選びました。
家事をラクにして、自由な時間を増やせる「時短家電」もありますので良ければご覧ください。
日常的に使っている家電および住宅設備① リビングエアコン
このエアコンは新築に引っ越しする時に新しいものを購入しました。
我が家はリビング16帖と仕切りをしていない3帖の畳コーナーがあり、その部分に冷暖房が効いてくれる容量の18畳用のエアコンを取り付けました。
機能面ではとても満足していて、このエアコンを選んで良かったです。
賃貸に住んでいる時はリビングのエアコンは効きが悪く、なかなか冷えませんでした。今の新築よりも窓も大きく、量も多かったのも1つの原因だと思います。
8月は1日中エアコンの冷房をつけていましたし、12月は中頃くらいから暖房を使いだしています。
季節別の使用時間は
冷房の設定温度は26℃〜27℃で、日によって「冷房除湿」「冷房」「AI快適おまかせ運転」を使い分けていました。
初めは暖房の設定は「AI快適おまかせ運転」で22℃設定にしていましたが充分暖かいので、途中から19.5℃設定(体感21.5℃)で過ごしています。
このリビングエアコンは外出時に消した方がいいかつけておいた方が良いかを分かる機能もアプリから見ることができるのでとても便利です。
日常的に使っている家電および住宅設備② ドラム式洗濯機
こちらのドラム式洗濯機も新築に引っ越しする時に新しくしました。
賃貸の時は縦型洗濯機を使っていたのですが、新築住宅ではバルコニーが無く、室内干しメインのため乾燥機能を重視するためにドラム式洗濯機にしました。
このドラム式洗濯機の特徴は
また、ドラム式洗濯機全体の特徴として、水の使用量が少ないため節水効果があります。また、ヒートポンプ式の方が乾燥機能の電気代がかなり安いです。
家事が楽になり、自由な時間が増えました。
洗濯物を干す作業が無くなって、奥さんの中では選んで良かった家電1位だそうです。
ドラム式洗濯機の使用頻度は以下になります。
日常的に使っている家電および住宅設備③ 食器洗い乾燥機
こちらは新築住宅のキッチンに付帯されていたビルトインタイプものです。
「Panasonic」製の”NP-45RD7シリーズ”です。
もともとは浅型だったのですが、容量の多い深型の食器洗い乾燥にグレードアップしました。
キッチンに付帯されていたものなので、自分達で機能などは選べませんでした。
節水効果があるのですごくありがたいのですが、夜中に食器洗い乾燥機を使っていると音が目立ったり、エアコンを切っていると、リビングの室温・湿度が上がるのが体感で分かります。
使用頻度は以下になります。
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日常的に使っている家電および住宅設備④ エコキュート
和太家のエコキュートは「CORONA」製の2020年モデル“CHP-E372AY3” になります。
このエコキュートは容量370Lのものを使用していて、奥行き45cmの省スペースで設置できるのが特徴です。
僕は今まで都市ガス、プロパンガスがある生活を送ってきたのでお湯を電気で作るこの機械はまさに「オール電化」というイメージです。
正直に言うと本当に「エコキュート」にして良かったです。災害時にはタンクにある水も使用できるのでそういう点も高評価です。
しかし、飲料水としては使用できません。
日常的に使っている家電および住宅設備⑤ その他の家電
あとは冷蔵庫・テレビ・寝室のエアコン・電子レンジ・掃除機といった他の家庭でも使われている一般の家電です。
といった状態です。おそらく、リビングエアコンやドラム式洗濯機より電気の使用量は少ないと思いますが、料理する時の「IHコンロ」は電気代がかかっていそうです。
契約電力会社は関西電力の「はぴeタイムR」
関西に住んでいるなら関西電力と契約している方は多いのではないでしょうか。
オール電化の家庭なら関西電力の電気料金プラン「はぴeタイムR」に「エコキュート」、「IHクッキングヒーター」を使用していれば電気代5%割引が適応されます。
また、ポイントが貯まっていくようになっていて、このポイントは電気代の支払いに使うことができるので更にお得になったり、アプリから1ヶ月のおおよその電気代概算料金を確認できたりもします。
また、平日の各時間帯の電気料金内訳(1kWhにつき)は
休日(土日祝日)の各時間帯の電気料金内訳(1kWhにつき)は
となっています。休日の方がシンプルで分かりやすくお昼間はお得です。
支払いはクレジットカード払いにしているので、その会社のポイントも貯まってありがたいです。
関西電力さんで「はぴeタイム」を契約していると「はぴeポイント」が貯まったり、他社のポイントサービスから電気代の支払いができます。
これらを駆使して電気代をお得に払う方法をまとめていますので良ければご覧ください。
オール電化での1年分に使用した電気代の月平均は12,242円!
我が家の家の性能・主な家電の使用頻度から住み始めてちゃんと電気代が分かった1ヵ月目の2021年7月分の電気代は11,411円でした。電気の使用量は418kWhです。
2021年6月分は途中からの入居だったので、ちゃんと1ヵ月分の電気代が分かる7月から計測します。
そして、ローコスト住宅に入居してから1年分(2021年7月~2022年6月分)の電気代と電気使用量、それらの平均を表にまとめました。
また、我が家は屋根に太陽光パネルを設置していないため太陽光発電での自家消費や売電はしていません。
【おすすめ記事】日本の環境には不向き!?賛否両論の太陽光発電をわが家が設置しなかった理由とは?
画像のグラフに基本料金2,200円が足されて下記の表の電気代になります。
電気代 | 電気使用量 | |
2021年 7月分 | 11,411円 | 418kWh |
2021年 8月分 | 13,246円 | 489kWh |
2021年 9月分 | 11,179円 | 394kWh |
2021年 10月分 | 10,550円 | 372kWh |
2021年 11月分 | 10,326円 | 362kWh |
2021年 12月分 | 10,731円 | 380kWh |
2022年 1月分 | 16,313円 | 623kWh |
※2022年 2月分 | 15,036円 | 545kWh |
※2022年 3月分 | 14,742円 | 519kWh |
2022年 4月分 | 12,626円 | 432kWh |
2022年 5月分 | 10,818円 | 349kWh |
2022年 6月分 | 9,926円 | 310kWh |
12ヵ月(1年)分 平均 | 12,242円 | 432.8kWh |
入居してから1年分の月平均の電気代は12,242円となりました。
※のついている月はポイント払いをする前の電気代です。
アプリから電気代が分かりますが、他にも電気を使っている時間帯も確認できます。
画像を見ると我が家は電気料金が安い時間帯の緑色の「リビングタイム」と青色の「ナイトタイム」の方が電気の使用量が多いです。
また、関西電力さんの“はぴeタイムR”では「はぴeポイント」が電気を使用していると貯まりますので、
ポイント払いで2か月分を約4000円もお得に支払うことができました。
ポイントを利用したので2・3月分の電気代で支払った金額は「12,036円」「13,422円」になります。
世帯・住居形態別でのオール電化住宅、光熱費の平均の金額が上の画像になりますが、世帯・住居形態のどちらを見ても我が家の光熱費の平均は3,000円ほど安いです。
賃貸時代の光熱費
一年間のうち高かった時期の光熱費を載せています。
更にいうと1,2,3月はストーブも使っていたため、灯油代がこの金額に加算されるので2万円近くになります。
賃貸では、電気・ガスが併用でガスがプロパンガスでした。
このプロパンガスは比較的料金が高めに設定されているため結果的に光熱費が高いです。
その他で考えられる賃貸アパート時代の方が今住んでいるローコスト住宅よりも光熱費が高い理由は、
今考えると以前住んでいた賃貸アパートは住宅としての性能・家電の性能が共に今の新築住宅よりも悪かったです。
でも、この経験が自分たちが後悔しないように自由設計で建てることができる新居に活かすことができました。
一生住むであろう住宅に賃貸時代の経験を活かせたことは幸運だったのかもしれません。
おかげで光熱費も下がり、選んだ家電により家事もラクになって自由時間が増えるという結果になりました。
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【まとめ】賃貸時代に比べるとオール電化での電気代は安くなり、我が家では住宅ローンの月々の返済額と合わせても6万円台!
和太家では一戸建ての暮らしになっても、光熱費は賃貸時代に比べて安くなりました。
また、ドラム式洗濯機・食器洗い乾燥機を新築になって使い出してから家事の時間を減らすことができ、電気代も下げれてコスパがすごく良くなりました。
オール電化の深夜電力の時間帯を有効活用すると本当に家計にもお得ですし、家事をしていた時間を自由にすることができるのでおススメです。
ドラム式洗濯機で洗濯乾燥を完結させたい方はドラム式洗濯機の近くにタオルや衣類の収納スペースを作っておくと更に乾いた衣類の片付けが楽になります。
家電も省エネ性能を重視したものを選ぶと電気代が安くなります。
月々の電気代を減らしたい方は購入時は少し値段は高いですが、省エネ重視の家電を選ぶことをオススメします。
また、我が家ではその他1ヵ月にかかる住宅についての生活費は
和太家の水道代についても標準仕様の住宅設備・家電の性能、使用頻度からまとめた記事がありますので良ければご覧ください。
なので、一か月の住居費と水道光熱費を合計すると
月々65,000円前後にはおさまるようになっています。
ローコスト住宅での暮らしはこのような月々の固定費を少なくしたい方には充分に検討頂ける住宅です。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
「和太の暮らし通信簿」ではその他、住宅に関すること・貯金をするテクニックについてまとめた記事が多数ありますので良ければゆっくり遊んで行ってください。
「家事の時間を自由な時間にできるのは素晴らしい。」
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