新築住宅を購入する時に必ず大金が必要で、住宅ローンを組む方が多数です。
和太が注文住宅の購入を決めた時は転職した年の源泉徴収票しかなかったため、年収は300万円未満でした。
和歌山の「紀陽銀行」さんでの住宅ローン審査を通過した時には、年収も300万円台になっていて勤続年数も1年半になっていました。
年収から予算を決めないといけない
それでも年収300万円台であり住宅の購入は厳しいかもしれません。奥さんも育休であったため、世帯年収は低い状態ではありますが、ペアローンでの住宅ローン借入は考えていませんでした。
たとえ注文住宅を購入できたとしても今後の生活がカツカツになったらアカンね。
最近は住宅ローン破産も多いって言うし。
我が家の場合は普段から固定費削減や財テクなどを駆使して貯金をしていたことが幸いし、頭金を出すことで注文住宅を購入することが出来ました。
月々の住宅ローン返済額が4.8万円になった
住宅会社さんに行く前に新築住宅購入に必要なだいたいの予算を夫婦で話し合い決めた結果です。
今回の記事では年収300万円台のブログ主が注文住宅を購入し、月々の住宅ローン返済額が4.8万円台になった住宅購入予算の決め方と経緯について考えた内容を紹介します。
“住宅ローン破産”をする人が現在、増えています。せっかく購入した住宅を将来手放さないためにも返済計画はとても重要です。
といったお金のプロに無料相談できるFPサービスがありますので活用してみてください。
注文住宅購入で月々の住宅ローン返済が4.8万円台になった予算の決め方とは?
和太家ではこれらのポイントを考えて住宅購入の予算を決めました。
住宅を購入するために年収の少ない和太が将来のことを考えて実践した予算計画で、ボーナス払いもありません。
ちなみに住宅ローンを借りている方々は月々どれくらいの返済額なのでしょうか?
わが家の住宅ローン返済額の4.8万円台の場合、全体の18.8%で3番目に多い金額になります。
その他、住宅ローンの月々の返済額の全体の割合については、住宅購入予算を抑えることができるローコスト住宅の向き不向きを判断できる記事の中に詳細を記載していますので参考にどうぞ。
▼住宅ローン返済額4.8万円は一人暮らしの家賃並み!?ローコスト住宅の向き不向きについての記事はこちら。
それでは、わが家の住宅購入の予算の決め方について解説していきます。
年収をもとにした住宅ローン借入額の一般的な計算から考えた
新築の住宅を購入する時はだいたいの家庭では住宅ローンを借りるのではないでしょうか。もちろん我が家でもそうです。
しかし、調べると年収でおおよその借りられる額が決まっているみたいです。
和太家では住宅ローンの借入額を1800~2100万を目標にしました。
なぜ、そのような金額を目標にしたかについてですが、
まずはいくら借りられるのかをネットに載っている情報から確認しました。
また、奥さんの収入は合算せずに和太だけの年収(単独名義)で銀行から住宅ローンを借りる予定で計算しました。
上記より、和太の年収が300万円として計算すると
返済負担額からみる借入額の目安と年収6~7倍の借入額には差がありました。
これらを比べた時、我が家の場合は年収の6~7倍を平均とした住宅ローンの借入額の方が少なくなり、安心して返済していける額になると考えました。
借入額1800万円の場合 | 借入額2100万円の場合 | |
月々の返済額(金利なし) | 約43,000円 | 50,000円 |
これらには住宅ローンを借りる際に発生する、借りる銀行に支払う金利が入っていません。
この金利は必ず発生するものになるので、少なくできれば更に月々の返済額が楽になるので借りる銀行の優遇金利に近づけたいです。
また、月々の支出で家計を圧迫する車のローンやスマホの分割払いといったローン類が我が家には無いです。
そのため一か月の返済の支出を住宅ローンだけに当てられるのは家計にとって助かります。
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住宅ローンの借入をペアローンにしない
ペアローンにはメリット・デメリットが存在します。
このペアローンのメリット・デメリットを事前に理解しておくだけでも住宅ローンの借入に対する考えが変わります。
我が家ではデメリットのことを考えた結果、単独での住宅ローンを借りることにしました。
【住宅購入者必見!】奥さんやもしものことを考えている?我が家が住宅ローン借り入れを単独名義にこだわった理由とは?
ペアローンのメリット
希望する住宅ローン借入額が年収に対して負担が大きいと銀行側が判断した場合、借入額を減額して住宅ローン審査を通過するパターンがあります。
その場合は夫婦でペアローンを組むことにより希望する住宅ローン借入額にすることが可能です。
もし、それができないのであれば住宅購入の予算を見直して減らす、または自己資金(頭金)を準備するといった必要があります。
我が家でも住宅ローン借入額が減額になっての審査を通過したケースがありました。
やはり年収が低いとこの減額のパターンはあるみたいです。
我が家の住宅ローン審査でもその減額のケースがあったので、その記事を載せておきます。
住宅購入は大きな買い物でありますが、夢のマイホームのために自分達の希望する家にするためにペアローンを組む方も多いみたいです。
住宅ローン控除においてもペアローンはメリットがあります。
住宅ローン控除とは?
正式名を「住宅借入金等特別控除」といい、一定の要件を満たして、ローンを組んでマイホームを購入したり、特定の改修工事をして、確定申告をすると税金の控除を受けられる制度
控除期間中は原則として年末の住宅ローン残高の1%が所得税と住民税から控除されます。
*2022年の住宅ローン控除改正により控除率0.7%、控除期間を13年とすることが決まりました。
この記事ではその住宅ローン控除改正前の控除率1%の時の内容になります。
消費税が10%になってから住宅を購入し、一定の期間内に入居した場合には控除期間が3年間延長され13年間の控除期間となります。
しかし、この住宅ローン控除には年収においての上限額があるため、この控除の恩恵を最大限受けれないケースもあります。
住宅ローン控除の上限の目安 | |
年収200万円 | 6万9000円 |
年収300万円 | 13万6000円 |
年収400万円 | 18万6000円 |
年収500万円 | 27万6000円 |
年収600万円 | 34万円 |
*扶養家族の人数などに よって上限は変わる |
和太の年収が約300万円なので住宅ローン控除を受けられる上限の目安は13万6000円です。
単独で借入をする場合、年収が低い人はこの住宅ローンの恩恵を最大限受け取ることができないケースがありますが、ペアローンを活用すればそれを補うことが可能になります。
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ペアローンのデメリット
単独での住宅ローン借入の場合、団体信用保険の加入も一人のため、その加入者が亡くなった場合は住宅ローンの返済は無くなります。
しかし、ペアローンの場合は亡くなった側の住宅ローン借入額の返済は無くなりますが残りの借入額は返済していかないといけません。
まだこれから生きていく奥さんに子育てと住宅ローンの支払いをさせるのは無責任かも。
このデメリットを知った時はこう思いました。
単独で住宅ローンを借りた場合は僕が亡くなれば、返済は無くなりますのでそのまま購入した住宅に住むこともできますし、住宅を売却して奥さんと子供には実家に帰ってもらい今後の生活を送るという選択肢もできます。
賃貸時代の家賃と比べて月々の住宅ローン返済額は少なくなって当たり前
先ほどの項目で月々43,000~50,000円ならだいたいの返済が可能な金額であろうと算出しました。
あれ?賃貸よりも月々の値段安いやん!
ホンマやん!戸建ての方がいいかも。
住宅購入前の賃貸に住んでいるときは正直にそう思いました。
賃貸の家賃・駐車場代、共益費を入れると当時の賃貸の方が高いです。
賃貸にかかった費用(1か月分) | |
家賃 | 49,000円 |
共益費 | 4,500円 |
駐車場代 (2台分) | 11,000円 |
合計 | 64,500円 |
我が家が希望する住宅ローン借入額(月々43,000~50,000円の返済額)からみると14,500~21,500円の差があり、一戸建て住宅の方が費用は安いです。
しかし、賃貸と一戸建てには住むうえでかかる費用は違ってきます。
賃貸と持ち家(一戸建て)の違いについて、金銭面・自由度からどっちが良いのかをまとめた記事がありますので参考にどうぞ。
▼住宅ローンがポイント?賃貸と持ち家の違いについてまとめた記事はこちら。
一戸建ては住宅ローン以外にも固定費として「固定資産税」、また10数年に一度、外壁、屋根といった部分のメンテナンス費がかかります。賃貸ではこのような費用はいりません。
なので、賃貸の家賃より少ない金額で住宅ローンを借りなければ「固定資産税」、将来の「メンテナンス費」を貯めることができません。
固定資産税は年月が立っていけば少しずつ下がっていきますが、メンテナンス費は修理する部分によって変わる可能性があるので金額は修理する直近でないと分かりません。
この様な点から住宅ローンの月々の返済額は賃貸の家賃代よりも下げて予算取りをする必要があると考えました。
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固定資産税、メンテナンス費をどう貯める?
賃貸に住んでいる時の家賃よりも住宅ローンの月々の返済額を下げる必要性が分かりました。
我が家では住宅ローンの月々の返済額と賃貸時代の家賃の差額・住宅ローン控除の金額の二つのお金を「固定資産税」と「メンテナンス費」に回せば、少しくらいお金に余裕が出るのではと考えました。
先ほども記載しましたが我が家が希望する住宅ローン借入額(月々43,000~50,000円の返済額)からみると賃貸の家賃の差額が14,500~21,500円もあります。
この差額を年間で計算すると174,000~258,000円となります。
こちらも先ほどの項目で記載しましたが住宅ローン控除に関しては単独名義での借入で年収300万円だとすると控除できる限度額は約136,000円(年間)となります。
住宅ローン控除もありがたいのですが、計算の時は低く見積もりました。
控除期間は13年間ではありますが、未来の話にもなるので低く見積もって年間100,000円と考えました。
それぞれの金額(1年分) | |
住宅ローン返済額と 賃貸の家賃の差額 | 174,000 ~258,000円 |
住宅ローン控除 | 100,000円 |
合計 | 274,000 ~358,000円 |
希望する住宅ローン借入額の範囲になれば、一年間で274,000~358,000円の金額を補えると考えました。
この金額から毎年支払う固定資産税を引いて、残りの金額を貯金して将来の修理費・メンテナンス費の足しに出来ればと思っています。
固定資産税も徐々に下がっていくと思うので、それもメンテナンス費の足しにしようと思っています。
【追記】入居後1年の固定資産税額が分かりました。結果としては、賃貸との差額分だけでも充分に固定資産税を補える金額でした。↓
住宅購入において頭金を出すことで予算を上げる
住宅購入において頭金を出すことは恩恵が大きいと実体験から感じています。
和太家では住宅ローンを借りる際の借入額は1800~2100万を目標にすることに決めていましたが、
そもそも総額1800~2100万円で土地・住宅なんて購入できるのでしょうか?
和歌山市内で土地探しの参考としてチラシやネットで情報を探していましたが、建売住宅でも総額1800~2100万円の予算で購入できそうなものはほぼ無かったような気がします。
しかし、我が家ではある秘策がありました。それは貯金です。
結婚当初から家が欲しいなら貯金をすることという約束をしていました。
僕たち夫婦は結婚前からお互いに貯金があり、結婚してからは家を購入するのならという理由で貯金は1000万円を目標にすることを約束していました。
そして目標である1000万円を貯めることに成功し、住宅ローン契約時では1000万円を越してまだ余裕があるくらいでした。
我が家では、
などのあらゆる手段を使いお金を貯めていました。
その知識を得るために購入した書籍は今では我が家の教科書です。その書籍が以下の本です。
それらの手段に大きく貢献してくれたのが楽天サービスによる楽天経済圏です。
ポイ活による節約や固定費の削減、また貯金には楽天が提供しているサービスは魅力的で実用性があります。
【ポイ活初心者おすすめ!】夫婦で3年間、合計40万ポイント(40万円分)を貯めることに成功した我が家が利用している楽天サービスとは?
また、我が家では
といった月々の家計を圧迫する支出が無いのも貯金をしやすくした要因です。
これらのおかげで土地探しの情報を集めだした段階で貯金に余裕があり、積極的に家づくりを考えることができました。
しかし、貯金額の大半を頭金にするのはリスクがあり、頭金は一度入れてしまうと返金はできないので貯金額の半分くらいを目安に考えて頭金にする方向で考えました。
我が家では先ほどの項目で記載したフルローンで住宅ローン審査を受けて減額になったケースと、頭金を入れて住宅ローン審査を申請した銀行で大手企業勤務の方や公務員クラスの方と同じ最優遇金利(0.445%)で審査を通過した実体験があります。
最近はフルローンにして住宅ローン控除を受けとる風潮がありますが、我が家のように頭金を出した方が良いという例もあることも分かって頂けると嬉しいです。
しかし、一度支払った頭金は返ってこないため、頭金を出す場合は将来のことを考えて貯金からいくら出すかをしっかり考える必要があります。
【住宅ローンを組む前に!】将来起こる出来事と貯金の重要性とは?
【まとめ】和太家は住宅購入の予算を2400万円(頭金+借入額)に決定し、月々の住宅ローン返済額が4.8万円台になった!
では、最後にこの記事で扱った内容をもう一度載せておきます。
これらの考えから和太家が住宅購入に出せる金額は頭金と借入額を足して2400万円くらいで予算を立てました。
そして、この考えた予算を各住宅会社さんのアンケートに書いていきました。
この予算でも希望の土地と希望の住宅が建ちにくいというのが後々分かってきますが、「こうふくホーム」さんではこの予算で建てられ、しかも自由設計にすることが分かり契約することになります。
結果としても月々の住宅ローン支払いも48,860円(金利込み)となり、希望する金額にすることができました。
また奥さんが育休中でもあり、世帯年収が低い状態で予算を考えられたのは今となっては良かったです。
単独での住宅ローン借入にはなりますが、奥さんがまた働いてくれることにより家計は更に余裕が出るからです。
もし、私の育休が終わり仕事に復帰した場合、借り入れ金額は世帯年収の3倍以内になる計算でいます。
・住宅ローン借入額が世帯年収の2.9倍になった!年収300万円の借入範囲額にして良かった点とは?>>>
予算2400万円にするために住宅会社さんとの打ち合わせでは「施主支給する方が安くて良い物を購入できる。」といったことを教えてもらったり、
賃貸時代の経験や将来の生活スタイルを考えて元々から要らなかったものを削ることで約100万円もコストダウンできた要因もあります。
このコロナ禍で年収が下がる可能性がある世の中で予算面は本当に考えました。自分達で返していくお金なので「自分達の身の丈に合う住宅」についての予算を考えることは本当に良い勉強になりました。
そして、住宅ローンと予算について悩んでいる施主さんは以下のサービスのご利用はいかがでしょうか。
登録者数15万人突破の住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を紹介!
マイホームは入居後の返済計画が重要で銀行選びはその第一歩です。
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この記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
「和太の暮らし通信簿」ではその他、住宅に関すること・貯金をするテクニックについて多数まとめた記事がありますのでゆっくり遊んで行ってください。
「住宅ローンは人生設計に影響する」
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