注文住宅のコンセントの位置選びって難しいですよね。
注文住宅において「コンセント位置や数」は後悔ポイントでも多い項目です。
賃貸だとその間取りに合わせて家具・家電を合わせるということになりますが、自分達でコンセントの配置や数量を決められるのなら自分たちの生活環境に合うようにカスタマイズしたいところです。
ところが今までそんなコンセント位置や数量を決めるといったイベントはおそらく住宅を購入した打ち合わせがほぼ最初で最後でしょう。
「そりゃ、みんな分からず後悔するわ」ってなりますよね。
本当に学校の授業に「コンセント学」的なものが欲しいくらいです。
我が家が住宅を購入した「こうふくホーム」さんでは打ち合わせで完成した間取りに生活を考えたコンセント位置を図面で頂けました。それを再度打ち合わせして自分達の要望に合わせていくといった形でした。
今回は事前にコンセント位置や数についてできるだけ後悔や失敗がないように自分達で打ち合わせの時に取った方法を記事にしています。
最後の【まとめ】の項目では、住宅会社とのコンセント打ち合わせで使った“わが家の間取り図に直接書き込んだメモ”も載せています。
和太家のコンセント配線図とコンセント量
1階2階それぞれのコンセント配置図になります。赤丸がコンセントです。
コンセント量は、1階19個(2口、エアコン専用含む)、外2個(2口)、2階11個(2口、エアコン専用含む)で合計32個になります。
他のお家と比べてコンセント量が多いか少ないかは分かりませんが、コンセント量は多めを意識して設置してもらっています。
コンセントは追加しましたが、我が家が住宅を購入した「こうふくホーム」さんではコンセントの追加料金が無料でしたので欲しいところに追加しました。
注文住宅のコンセント位置選びや数で失敗しない方法とは?
我が家では失敗や後悔をしないようにするために情報を集め、まずは自分達が生活することを意識して
で位置や数を決めました。
ちなみにですが、我が家では「一般的な部屋のコンセント必要量」という情報は初めから考えていませんでした。
各家庭で使用する家電も生活スタイルも考えも違うのだから
「各家庭でコンセント必要量は違って当たり前」という考えです。
これらを考えてコンセントの打ち合わせをしました。その考えや方法を紹介していきます。
間取り図面に家電・家具を配置してイメージする
おさらくですが、コンセント位置や数の打ち合わせに入っているということは大体の住宅の各部屋の間取り図面は完成しているのではないでしょうか。
そこで、我が家では新築の完成した間取り図面に、各部屋に置くであろう家電・家具の寸法を合わせて図面に書いてコンセント位置を考えたりしていました。
家具・家電の配置が分かれば部屋のどこの位置にコンセントが必要か分かりやすいです。
新築住宅の間取り図面がほぼ完成していたので、各部屋の大きさが○○○○mmと横に寸法が記入されていました。
この○○○○mmが比較対象になるので分かりやすいです。
また、その図面に「1/50」という分数も記入されていて、これが実際の寸法を「1/50」サイズで描いている図ということになります。
ということは実際に新築住宅に配置しようとしている家具・家電をこれら寸法に合わせてあげるとイメージしやすくなり自分達の生活スペースに合ったコンセントの位置決めに役立ちます。
これらは次の物を準備してもらえると簡単にできます。
間取り図は何回も書き直すかもしれないのでシャーペンや鉛筆で書いて消しゴムで消せるものを使用しましょう。
僕はボールペンで書いてしまい、修正ペンで消すのがめんどくさかったです。
メジャーやさしの用途は
に使用します。
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縮小された間取り図に実際の家具・家電の寸法を記入する方法
では、縮小された間取り図に実際の家具・家電の寸法を記入する方法を説明します。
字だけを見ていると眠たくなるかもしれません(笑)やってみると簡単ですよ!
ここでは縮小比を「1/50」とします。
まずは実際の家具・家電のサイズをメジャーで測ります。ここでは我が家で置いているテレビ台を例とします。
奥行 | 横 | |
実際のテレビ台サイズ | 30cm | 110cm |
この数値を間取り図面に書けるように縮小された寸法にしていきます。
サイズの単位「cm」を「mm」に変更します。
1cm = 10mm ですので、この「10」を実際のサイズにかけます。
「奥行300mm」と「横1100mm」という数字がでてきました。
この奥行「6mm」と横「22mm」という数字が縮小比「1/50」の間取り図面に記入できるテレビサイズの寸法になります。
「6mm」「22mm」の2つをさしを使って間取り図面の配置したいところに書きましょう。
その部屋に置けるテレビ台の大きさが分かりコンセントがどこに必要かイメージしやすくなったと思います。
ちなみにですが、この縮小比と部屋の大きさがあっているのか計算値とさしで確かめました。
7280mm × 縮小比「1/50」 = 145.6mm
さしでの大きさは145~146mmくらいです。これから計算式があっているのが分かります。
そしてリビングダイニングでの画像になりますが、上記の式から計算した家具・家電の配置をイメージしてみました。
修正テープの後が汚くてすみません。
計算をして図面にインテリアを配置することで
など入居後のイメージを分かりやすくすることでコンセントの配置や必要量を明確化できました。
家具・家電のサイズは種類によって変わりますし、縮小比も図面によって変わりますので数値を変えて計算してみてください。
コンセントの高さ位置も重要
なぜコンセントの設置高さが重要なのか、それは
「なるほど〜」って感じですよね(笑)
また、「Panasonic」さんのホームページではコンセント設置の高さの目安について紹介してくれています。
このような情報も有効に活用しつつ我が家の家電においてのコンセント位置高さを調整してもらった箇所を紹介します。
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コピー機のコンセント位置(高さ100cm)
我が家のコピー機は賃貸時代ではリビングで使用していたので新築住宅でもリビングの本棚の上に置いて使用しています。
本棚とコピー機を乗せた場合の高さを測ってコンセントを目立たないようにするためにした結果、
コンセントの高さ位置は100cm
にしてもらいました。
コンセント位置が低いと本棚位置をコンセントに合わせないといけないので、壁と隙間ができたり、配置を変えないといけません。
また、コピー機を使用していない時はコンセント位置が高いので小さい子どもには手が届かない箇所となり安心して他のことに使うことが出来ます。
更にこのコンセントには無料で追加してもらえた宅内配線LANケーブルを繋いで有線でネットができる環境にしています。
この宅内配線LANケーブルにしてもらって親機をクローゼットに収納できたメリットと、我が家の場合ではそのクローゼットに親機を収納してしまうことにより出来てしまった後悔ポイントもありますので下の記事で紹介しています。
エアコンのコンセント位置(天井付け)
またエアコンのコンセント位置については、壁ではなく天井に設置してもらっています。
エアコンのコンセントは形も決まっていてエアコン限定になってしまい、他に使用するにしても自分の背よりも高い位置になるので使いにくいです。
それならばエアコンを設置した時に隠してしまえるような位置にコンセントを付けた方が見栄えも良いので天井付けにしてもらいました。
キッチンの食器棚のコンセント位置(高さ130cm)
我が家の新築住宅ではキッチンにカップボードを設置するのではなく、背が小さい僕達夫婦に合ったローボードのような食器棚を施主支給で設置しています。
それらを考えて
キッチンの食器棚周りのコンセント高さ位置は100cm
にしてもらいました。
食器棚の上に電子レンジなどを置く予定なので、コンセント位置を考えておく必要がありました。
配置する家電と食器棚の高さからコンセントを隠すことも可能でしたが、 キッチンで使用する電化製品の場合は熱を持ったりして隠したコンセントに何か影響があり、火災になる可能性があるかもしれないので少し見えるようにしました。
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スマホの充電や掃除機、季節家電の良く取り外しをするコンセントの確保
このような取り外しを良くする流動的な家電を使用するときにコンセントが適正な箇所や数が無いと後悔ポイントにつながりやすいです。
あなたはスマホの充電をどこでしますか?
僕は寝る時はベッドに充電器をつけていますが、日中はリビングでゴロゴロしながらどこか空いているコンセントにコードをつけて充電しています。
また、他にもスマホやタブレットの充電スペースのおすすめ位置として、コンセント配線を対面キッチンのカウンターに設置するという内容を記載した記事も参考にしてみてください。↓
リビングの空いているコンセントって以外に大事ですし、今の生活習慣や今は購入していない家電でも将来購入するかもしれない家電といった場合で必要なコンセントが出てきます。
我が家のリビングではこれくらいの候補がでましたが、まだまだ各家庭によってあると思います。季節で使う家電、常にコードを繋いでいない家電といった片付ける家電にも対応できると思います。
玄関は掃除機・電動機付き自転車の充電とコンセントが必要なことがあります。
また、スマホの充電は家族の人数が多くて、リビングでくつろぐことがあったりするとコンセント量も必要かと思います。
リビングには二つほど使用用途の決まっていない家電用のコンセントがあっても良いと思います。
庭・駐車スペースにもコンセントが必要
我が家の新築の庭、駐車場スペースにも外用のコンセントを設置してもらっています。
ざっとこんな感じです。
DIYが趣味の方は家の中で作業するよりも外のほうが家が汚れない理由で、電源が必要な場合は外のコンセントが有効ではないでしょうか。
なかなか毎回はしませんがする時に無いと困るので取り付けてもらいました。
今後何か使用する可能性もあるかもしれないので、外に一つもないっていうのは困りますよね。
【まとめ】コンセントは付けられるのであれば多い方が良い!
では、最後に今回説明した項目をまとめます。
色々夫婦で話し合いましたが、実際に住み始めたら「こうしたら良かった」というところが必ず出てくるとお互いで理解していました。
そして、住みだしてから実感しましたがコンセントは付けられるのであれば多いほうが良いです。
我が家でもコンセントの打ち合わせの時は使用用途をはっきりさせて、間取り図面に夫婦で考えた必要箇所を書き出して進めました。
今振り返ってみると画像でも分かりますが、細かく書かれています(笑)
コンセントの穴から外気が入ってくるということを聞いたことがありますが、100均でコンセントの穴を塞ぐグッズも売っています。
使っていないコンセントが見栄え的に嫌という方はしっかり考えてコンセント位置を計画して量を調整してください。
ネット、YouTubeなどでもコンセントの位置と数の問題ってほとんどの注文住宅であるって言ってます(笑)
そこで考え方を変えて「後悔するポイントを少なくする」という心構えでコンセント位置選びをしました。
快適な生活を送るためによく家族内で話をし、納得のいく形を出してもらえればと思います。
そして、和太家の新居では今回紹介したコンセントを使用しながら
などコスパの良い家電・家具を購入することで新生活を楽しんでいます。
新居で家電・家具の新調を考えている方はぜひご覧ください。↓
この記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
「和太の暮らし通信簿」ではその他、住宅に関すること・貯金をするテクニックについてまとめた記事が多数ありますのゆっくり遊んで行ってください。
「コンセント位置決めは奥が深い」
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