間取り、コンセント位置、照明、スイッチとだいたいの家のことが決まったある日の打ち合わせの最後に、担当の営業さんが大きい紙袋を持ってきました。
では、クロスのお色の方も決めかけて頂いてよろしいでしょうか。
と営業さんが言いながら大きな紙袋から、分厚いカタログを見せてくれました。
おそらくどのご家庭でも時間がかかるであろうクロス選びです(笑)
もともと住宅購入が「建売住宅でも良い!」というところからスタートした僕達は”自由設計”で間取りを決められてその他にコンセント・照明も打ち合わせ出来て自分達の希望が叶う家になることに満足していました。
そこに壁紙クロスまで選んで良いと分かり更に嬉しくなりました。
ゆっくり決めて良いと営業さんに言ってもらった僕達は家に帰りいろんな家のクロスの情報をネットで探し選んでいきました。
好きな色、素材感が選べるのは嬉しいな!
注文住宅の醍醐味のひとつかも。
壁紙クロス選びが注文住宅の醍醐味の1つである理由は
今後ずっと住む家であり壁も量が多く、夫婦それぞれのセンスも重なるので時間がかかるのは当たり前です(笑)
今回の記事はその壁紙クロス、我が家の各部屋の壁紙クロスを画像と共に紹介します。
基本は白をベースにアクセントカラーを入れていきました。
メーカーは「サンゲツ(sangetsu)」さんで、品番も載せていますので参考にしてください。
和太家の「サンゲツ」さんの壁紙が選ばれている各部屋
わが家では10種類の壁紙クロスを使用しています。
好きな色、素材とカタログには色々種類がありましたが我が家はベースを白色にして、青色・灰色に近い色と少し木目調の壁紙を選びました。
和太家の壁紙クロスは「サンゲツ」さんで人気の”SPシリーズ“と”FINE1000シリーズ”をメインに採用しています。
しかし、わが家が注文住宅を建てた当時の品番と違い、現在は品番が新しく変更された物が多いです。
品番が新しくなったものは現在の品番も載せています。
ベースにした白色の壁紙クロスは、SPシリーズ、品番“SP9501(現SP2828)”
広い空間などにオススメの品番です。
収録カタログ | 品番 | 分類 | 機能性 |
SP2019ー2021年 | SP9501 | 天窓まるごと | 防カビ・表面強度・ストレッチ・軽量 |
また、壁紙クロスを決める住宅会社さんとの打ち合わせのタイミングは、住宅の棟上げが始まる前にスタートしていました。
ローコスト住宅のためか住宅購入の契約をしてから住宅引き渡しまでの期間がすごく早かったです。
和太家ローコスト住宅の「棟上げからの新築工事日程と各打ち合わせの流れ」とは?
では、各部屋の壁紙クロスを紹介していきます。
部屋① ホールの天井【FE6223(現FE74202)】
ホールの天井には
「サンゲツ」さんの“FINE1000”、品番”FE6223(現FE74202)”
を施工してもらいました。
上の画像が1階のホール、下の画像が2階のホールです。木目調の壁紙クロスを施工してもらいました。
収録カタログ | 品番 | 分類 | 機能性 |
FINE 2019ー2021年 | FE6223 | 木目 | 不燃・防カビ |
玄関から入った時に全面が白いクロスだと賃貸時代のアパートと同じで特別感がないと思い、せっかくの一戸建てなのでホールの天井は木目調のアクセントクロスにしました。
玄関ドアや建具も木目調なので、天井と一体感もあって気に入っています。
他の壁紙は白色なので更に天井壁紙クロス・玄関ドア・建具の木目調が目立って良いです。
和太家ではその他、住宅設備・建具などに木目柄のデザインのものを多く採用しています。
▼ローコスト住宅で採用できたおしゃれな木目調・木材の住宅設備をまとめた記事はこちら。
部屋② シューズクローク【SP9579(現SP2879)】
玄関の横にあるシューズクロークには水色っぽい壁紙クロス
「サンゲツ」さんのSPシリーズ、品番”SP9579(現SP2879)”
を施工してもらいました。
「SP9579」は新しくなり現行品番は「SP2879」になります。
収録カタログ | 品番 | 分類 | 機能性 |
SP2019ー2021年 | SP9579 | 和・パターン・カラー | 防カビ・表面強度・撥水コート・抗菌 |
やはり、こちらも白いだけだと味気ないと思い、水色のアクセントクロスにしました。
このシューズクロークは住みだしてからの良かったポイントの1つです。
我が家は延床面積29坪とそこまで大きくない住宅ですが、収納スペースは設計士さんが良く考えてくれたな~って感じです。
しっかり片付けて整理整頓できればこのクロスも見ることができるので、シューズクロークを綺麗に保つお守りとしても役立って欲しいです。
部屋③ キッチン【FE6133(現FE74007)】
キッチンのクロスは奥さんが選びました。僕も気に入っています。
「サンゲツ」さんの“FINE1000”、品番”FE6133(現FE74007)”
を施工してもらいました。
収録カタログ | 品番 | 分類 | 機能性 |
FINE2019ー2021年 | FE6133 | 石・塗り | 防カビ |
リビング方向からキッチンを見ると、このグレーの色がキッチンカウンターの色と合っていて更に気に入りました。
最後にLDK全体の画像も載せています。
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部屋④ 対面キッチンのカウンター下(SP9590)
対面キッチンのカウンター下の壁紙を選ぶこともできました。
カウンターの下にある小さい部分も実は壁紙を貼るんですよ。
最初に言われた時はこんな小さい面積も選ぶんだなと思いました。
注文住宅はこだわりの塊であり、小さい面積でも選ぶ色で印象は変わってしまうため重要です。
「サンゲツ」さんのSPシリーズ、品番”SP9590”
※この「SP9590」は廃番となっており、メーカーの在庫が無くなり次第販売終了です。
収録カタログ | 品番 | 分類 | 機能性 |
SP2019ー2021年 | SP9590 | 和・パターン・カラー | 防カビ |
天井などに使った木目調と雰囲気が違う木目調の壁紙クロスです。
キッチンの壁紙クロスがグレー色なので色合いがマッチしていて選んで良かったです。
我が家ではこのカウンターにレザーのカウンターチェアを購入してカフェのような空間になっています。
カウンターに赤ちゃん用の椅子をつけて、料理やお皿洗いなどをしながら小さい子どもをみることができます。
また、ご飯を上げることができるのでこのカウンターチェアを購入して良かったです。
このカウンターチェアの他、電気代削減・機能性などを重視したコスパの良い新居での生活に役立つ我が家の家電・家具をまとめた記事もありますので良ければご覧ください。
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部屋⑤ 洗面所・脱衣所【SP9555(現SP2841)】
我が家は洗面所と脱衣所が分かれた間取りになっていて採用している壁紙は同じ白色クロスです。
リビングや各部屋にメインで採用した白色クロスの「SP9501」とは機能性が違います。
「サンゲツ」さんのSPシリーズ、品番”SP9555(現SP2841)”
「SP9555」は旧品番であり、現行品は「SP2841」になります。
収録カタログ | 品番 | 分類 | 機能性 |
SP2019ー2021年 | SP9555 | 石 | 防カビ・撥水コート・抗菌 |
水回り設備になるため、
などを考えてこの型番を採用しました。
部屋⑥ トイレ【SP9579(現SP2879)】
トイレにはかわいい色の壁紙クロス
壁・天井の白色クロスは「サンゲツ」さんのSPシリーズ、品番”SP9555(現SP2841)”
奥のアクセントクロスは「サンゲツ」さんのSPシリーズ、品番”SP9579(現SP2879)”
を施工してもらいました。
こちらの色は奥さんが直感でこの色が好きという理由で選びました。
実は奥の水色はシューズクロークのアクセントクロスの色と同じです。
トイレに窓がないので更に壁紙クロスの色が目立って良いです。
我が家ではあえてトイレやバスルームの窓を無くしてもらいました。
窓を無くすことによりコストダウンができ、住宅性能アップにも繋がります。
窓は壁よりも断熱性能が低いため、外気温を家の中に伝えやすく外気温の影響を受けやすくなります。
また、臭気に関しても窓を開けるよりも換気扇だけの方が換気効率が上がるため、トイレの窓をなくすことは一石二鳥です。
【住宅費用コストダウン!】和太家が約100万円分の住宅建築費用を削れた箇所とは?
また白色の壁紙クロスはこちらも水回り施設になるので、脱衣所・洗面所と同じ「SP9555」を採用しました。
部屋⑦ 畳コーナー【SP9591(現SP2898)】
畳コーナーのクロスは僕が選びました。
天井のクロスは、「サンゲツ」さんの“FINE1000”、品番”FE6223(現FE74202)”
壁のクロスは、「サンゲツ」さんのSPシリーズ、品番”SP9591(SP2898)”
畳コーナーの天井クロスは「部屋① ホールの天井」で紹介したものと同じです。和室っぽくて結構気に入ってます。
収録カタログ | 品番 | 分類 | 機能性 |
SP2019ー2021年 | SP9591 | 和・パターン・カラー | 防カビ・表面強度 |
他の面のクロスは薄めのグレー色を選びました。畳コーナーはリビングの横にありますが、畳があるので「和室」っぽくしました。
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部屋⑧ 寝室(FE6139)
寝室は家族しか入らない空間ということでわが家で一番遊んでいる色の
「サンゲツ」さんの“FINE1000”、品番”FE6139”
を施工してもらいました。
収録カタログ | 品番 | 分類 | 機能性 |
FINE2019ー2021年 | FE6139 | 石・塗り | 防カビ |
寝室は濃い目の青色を選びました。画像からは分かりませんが、塗り壁調です。
そしてこの濃い目の青色壁紙クロスのある上下窓には施主支給のハニカムスクリーンを設置しました。
実はハニカムスクリーンはカーテン類の中では断熱性能が良く、見た目もスタイリッシュでおしゃれです。
非遮光タイプを付ければ朝の優しい光が寝室に入ってきて目覚めが気持ちいいです。
ただ、窓枠に合うようなサイズが実店舗では少なく、オーダーになるとまあまあな値段になります。
どうしてもハニカムスクリーンを設置したかった我が家では、選べる色が豊富で「値段最安値!」を売りにしているネット販売で購入しました。
【厳選】無料サンプル付き!電気代削減に役立つハニカムスクリーンについてまとめた記事はこちら>>>
気に入った色やデザインを無料で送付してもらえるので壁紙クロスの色と送付してもらったサンプルの色を確認しながら購入できる点はおすすめです。
ハニカムスクリーンの他に
といったものをネットで購入することによりポイント還元を最大限に利用して施主支給品をお得に購入しました。
その我が家の施主支給品についてまとめた記事がありますので良ければご覧ください。
部屋⑨ 子供部屋【SP9562(現SP2833)】
子供部屋は今は仕切らずに大きな部屋としています。
「サンゲツ」さんのSPシリーズ、品番”SP9562”
「SP9562」の品番は新しくなり現行品番は「SP2833」になります。
いずれ子供が大きくなった時に好みが出てくると思うのでシンプルな壁紙クロスにしています。
収録カタログ | 品番 | 分類 | 機能性 |
SP2019ー2021年 | SP9562 | 石 | 防カビ・表面強度・軽量 |
薄めのグレー色を選びました。
照明を点けると薄いグレー色で白色の壁紙との違いも分かりやすいですが、照明を点けずにいると日中でも色の違いはそこまで分かりません。
また、子供部屋を仕切っているともう一つ色を選べましたが、まだ子供が1人しかいないので大きな部屋にして遊んでもらう間取りにしました。
そのため一つの大きな壁紙クロスを使用してもらうことになりました。
子ども部屋を建築時は大きい1部屋にしておいて子どもが成長すると間仕切りして2部屋に分ける間取りが流行っています。
など我が家もこの間取りを採用して感じた、将来間仕切る子ども部屋の間取りを採用・検討中の方に知っておいて欲しい注意点をまとめましたので良ければご覧ください。
部屋⑩ クローゼット(SP9592)
クローゼットは扉で隠れるので直感でいいなと思ったクロスにしました。
「サンゲツ」さんのSPシリーズ、品番”SP9592”
※この「SP9592」は廃番となっており、メーカーの在庫が無くなり次第販売終了です。
収録カタログ | 品番 | 分類 | 機能性 |
SP2019ー2021年 | SP9592 | 和・パターン・カラー | 防カビ |
照明の照らし具合で画像では青っぽく見えてますが、黒色のクロスです。
【まとめ】豊富な商品カタログから気に入った色と雰囲気で選ぼう!
では最後に我が家の各部屋に施工されている「サンゲツ」さんの壁紙クロスをまとめます。
部屋 | シリーズ | 品番 |
ベースの白色 | SP | SP9501 (現行品番SP2828) |
ホールの天井 | FINE1000 | FE6223 (現行品番FE74202) |
シューズクローク | SP | SP9579 (現行品番SP2879) |
キッチン | FINE1000 | FE6133 (現FE74007) |
対面キッチンのカウンター下 | SP | SP9590(廃番) |
洗面所・脱衣所 | SP | SP9555 (現行品番SP2841) |
トイレ | SP | SP9579 (現行品番SP2879) |
畳コーナー | FINE1000 SP | FE6223 (現FE74007) SP9591 (現行品番SP2898) |
寝室 | FINE1000 | FE6139 |
子供部屋 | SP | SP9562 (現行品番SP2833) |
クローゼット | SP | SP9592(廃番) |
我が家の各部屋の壁紙クロスはいかがだったでしょうか?
住宅費用が1000万円前半のローコスト住宅になりますが、範囲内で各部屋自由に壁紙クロスを選べたことに満足しています。
各部屋の壁紙クロスの色は、青色、灰色を濃くしたり、薄くしたりして統一感を出すようにしました。
壁紙クロスのカタログは分厚く同じような色の物が多く載っていて、見るのが疲れてきたりします(笑)
後悔を減らしたいのであれば根気強く選んで入居後のイメージしてするのも良いかなと思います。
我が家では夫婦で施工する部屋を分担して好きな壁紙クロスを選び、気に入らなければ選び直しました。
そして、壁紙クロスを住宅の内装として選ぶ方に知っておいて欲しいのは
どの材質の壁紙クロスを選んでも固定資産税の評点数は同じ
要するにクロスの中でも選べるのであれば高級感溢れるクロスを選んだ方が、満足度も固定資産税においてもお得だということです。
また、数ある内装仕上げのなかで、仕上げに悩んでいるのであればクロスを選んだ方が毎年かかる固定資産税というランニングコストの面でもお得です。
▼壁紙クロス・その他内装の仕上げの固定資産税における評価点をまとめた記事はこちら!
→ 設置した住宅設備や建材で固定資産税は変わる!?我が家の固定資産税から解説!
こちらがリビングから見た全体の画像です。
結果としましては、よくまとまっているのではないかと思っています。クロスを張る業者さんが来てクロスを張った後の家を見た時は感動しました。大満足です(笑)
ところが入居して1年以内に壁紙クロスに隙間ができました。
この壁紙クロスの隙間は我が家が”木造住宅”であることが原因です。
▼それら壁紙クロスの隙間理由と隙間の対処方法についてまとめた記事はこちら。
【点検】一年点検・それ以前に起きた木造建築である我が家の不具合箇所については解説!
最後までこの記事をご覧いただきありがとうございました。
「和太の暮らし通信簿」ではその他に住宅に関すること・貯金のテクニックについてまとめた記事が多数ありますのでゆっくり遊んで行ってください。
「壁紙クロスを決めるのは結構時間がかかる」
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