住宅を購入してから気になっていた「固定資産税」。
我が家の他にも、新築住宅を建てた方や土地を購入した方の中には”1回目の固定資産税”を気にしている方は多いのではないでしょうか。
ゴールデンウィークが開けた平日にその封筒は届きました。
固定資産税の納付書が届き、封筒の中を見ると我が家の家屋(住宅)・土地の課税標準額と税額が記載されていました。
これってどうやって決めてるんやろう?
また、「固定資産税の記事ってめっちゃ見てもらえそう!(笑)」というブロガー魂に火がついてしまい、
和歌山市役所の”資産税課”まで行く
という行動に出て話を聞いてきました。(ちなみに有給休暇を使用)
固定資産税を納める自治体で縦覧をして自分の土地・家屋の評価額と周辺の家の土地・家屋の評価額を比較できる!
※縦覧できる期間は決まっているのでご確認ください。
要するに自分の固定資産税額が適正に評価されているかを確認できます。
その資産税課で担当してもらった方から「評価基準になる項目」や「評価対象外」になるものを直接確認することができました。
また、行かないと分からないようなことを知ることができました。
今回はお得な税金支払い方法・固定資産税の概要・評価基準項目、我が家の固定資産税の金額などについてまとめています。
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現金で支払うと何も恩恵はありませんが、「楽天Pay」を経由して支払うとポイントがもらえるのはお得です。
しかし、この楽天ポイント還元には「楽天カード」が必要です。
楽天カードをお持ちでない方は、年会費永年無料で発行手続きをすると5000ポイントがもらえる最強クレジットカードである「楽天カード」についてまとめた記事があるのでご覧ください。
楽天Payアプリでの請求書払い方法
こちらでは、楽天会員登録が終わったユーザーが楽天Payで“自宅でできる“固定資産税・自動車税といった税金を支払う方法を紹介します。
手間いらずなので、ぜひ、やってみてください。
その① 楽天Payアプリを開く
楽天Payアプリを持っていない方はこちらからダウンロードできます。
その② 請求者のコードを読み取る
楽天Payアプリの「請求書払い」をタップします。
「請求書のコードを読み取る」をタップします。
そして、QRコードまたはバーコードを読み取ります。
その③ 「スライドでお支払い」で実行する
コードを読み取ると支払う金額・支払い先が表示されます。
ポイントを使って税金を支払いたい方は”ポイント利用”の部分で「利用する」「利用しない」の箇所で「利用する」を選択します。
そして、「確認画面へ進む」をタップします。
最後に支払いの内訳が出てきますので、良ければ「スライドでお支払い」を右へスライドして支払い完了です。
など楽天Payアプリでの税金支払いはお得です。
僕自身、「自動車税」「固定資産税」の支払いを楽天Payですることで600ポイントほど楽天ポイントをもらえました。
コンビニなどで普通に支払うと”値引き””ポイント還元”などは絶対ありえませんが、楽天Payアプリを活用すると実質的な税金支払い額を下げることができますので、ぜひ利用ください。
固定資産税の概要
まずは「固定資産税」と市街化区域に住んでいる方が対象となる「都市計画税」の2点について説明します。
市街化区域とは
の区域のことです。
これら2つの項目を税金として納めます。
固定資産税の評価対象やどう評価するかは調査をしにくる調査員や自治体で多少違いがあることをご理解ください。
支払い方法は
の2つの方法があります。
どちらを選んでも総額は同じなので家計の状況で判断しましょう。
固定資産税の決め方とは?
所有している土地や家屋の「評価額」に税率を掛けて税額を決める
評価額を算出するために住宅に入居すると自治体から家屋調査の調査員が自宅に来ます。
我が家の家屋調査の場合は、
調査員の方が訪問する日は都合の良い日に調整できます。
住宅の各部屋・使用されている材料を確認すると共に、新築住宅の間取り図も準備したような気がします。
税額について
都市計画税の税率については自治体によって違う場合があります。
都市計画税の税率は0.3%を超えることはありません。
土地の特例措置
これは土地の項目だけになりますが、住宅用地には課税標準額が軽減される措置があります。
だいたい60坪を超えてくると税金が高くなる感じです。
住宅用地が200m3を超えるまではオレンジ色の枠の数値が該当し、200m3を超えた残りに青枠の数値から算出された分が加算されます。
新築住宅の軽減措置
新築の戸建て住宅の場合、延床面積120m3までの部分が対象で家屋の固定資産額が1/2減額されます。
我が家は長期優良住宅ではないため、4年目から固定資産税が上がりそうです。
マンションの場合だと、5年間の軽減措置があるそうです。
評価基準項目
市役所で話を聞かせてもらうと総務省がだしているガイドブックを持ってきて、評価の対象となる項目を説明してくれました。
基本的にグレードの良いものを使用していると評価の点数が上がり、固定資産税も上がります。
それぞれ点数での評価になっていて、1点=1円相当として計算されています。
同じ材料を使っている住宅でも、材料の使用している量が違うとその分税額が変わってくるので注意が必要です。
評価項目と評点数の例
どのような点数になっているかイメージしやすいように例として、外壁と内装仕上げの評点項目と評点数を解説します。
我が家に設置されている外壁材はヘーベルパワーボードです。
ヘーベルパワーボードは「薄型気泡コンクリートパネル」、いわゆる”ALC”なので評点数は7,100点になります。
ここでビックリしたのが、サイディングが評点数では高点数であったことです。
ヘーベルパワーボードはメリットがいっぱいある分、費用が少し高い外壁材なのですがサイディングの方が固定資産税を算出する評点数では上なので固定資産税の面では金額は上になります。
【実体験】住んでみて分かったヘーベルパワーボードのメリット・デメリットとは?
我が家の内装仕上げは全面クロス貼りです。
クロス貼りにも材質は
などがありますが、種類が違っても同じ評点数となり5,200点です。
クロスは全て同じ評点数になるので高級感溢れるクロスを選ぶ方が、オシャレかつ他の項目の仕上げを選ぶより毎年の固定資産税も安くなるというお得感があります。
石膏ボードのみが評点数は一番下ですが、そういう住宅は少ないと思います。
以外⁉評価対象になるもの・ならないもの
こちらは家屋調査をしにくる調査員や自治体でどのような評価をしているのかで変わってくる点なので、住んでいる自治体に確認してほしい項目です。
課税標準額の計算基準となる評価対象の項目や点数は3年に1度更新され、価格の変化を反映させている
有給を取ってまで聞きに行って良かったです!
おそらく確認をしないと知らないままだったでしょう。
今から記載する項目は和歌山での評価対象になるもの・ならないものになります。
あくまで住宅内を評価しているみたいです。
我が家の間取り・住宅設備は
となっているので、評価対象から外れているものがあることが分かりましたが、オプションで追加した浴室乾燥機が評価対象で税額に加算されていることが分かりました。
どのようなものが評価対象・評価対象外になっているか分かっていると、将来の固定資産税というランニングコストを抑えた賢い家づくりができるかも知れません。
我が家の固定資産税
では、我が家の1回目の固定資産税の金額を公開する前に我が家の家の状態を簡単に記載しておきます。
という状態です。
合計96,500円
建物の課税標準額は708万153円
今年の固定資産税は96,500円を納税することになります。
また、あくまで課税標準額は税金を算出するための評価額になるので購入・売却の金額とは異なります。
建物は年数を重ねていくと劣化もしていくため、1年ごとに課税標準額も下がり支払金額も年々下がっていきます。
土地の位置で課税標準額が違う⁉
こちらも市役所に行って確認できる固定資産税課税台帳を見て分かったことなのですが、
我が家の購入した土地は分譲地の区画では坪単価と土地代のどちらも一番安かったのですが、課税標準額は一番下ではなかったです。
土地・家屋の形状までは分かりませんが、自分の家の周辺の坪数と課税標準額が一覧で確認できます。
我が家は間口の狭い変形地で住宅会社が販売する分譲地の区画のなかでは坪単価・土地代ともにどちらも一番安かったです。
安かったうえに坪数が一番大きかったので購入しました。
ところが土地の課税標準額は一番下ではなく、どちらかと言えば上の方です。
間口は狭いのですが、
メイン道路に出るための道に面している
ということが考えられます。
道路の評価額を算出するのに用いる「路線価」というもので決まっているそうです。
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【まとめ】固定資産額は同じ住宅会社の土地・住宅でも違う!気になるなら確認しよう!
では、今回の記事で紹介した項目についておさらいします。
市役所で確認することで理解出来ました。
税金関係はなかなか素人が理解するのは難しいですが、市役所の方がガイドブックを持ってきてちゃんと説明してくれるので分かりやすかったです。
お金のアンテナに敏感な方は税金についても興味がある方が多いと思うので、住宅を購入されたのであれば一度確認しておくのもいいかも知れません。
もし、注文住宅を検討中の方で住宅設備の必要性を考えているのならばランニングコストである固定資産税も判断材料の1つになると思います。
我が家も固定資産税については、
住んでいた賃貸の月々の家賃と月々の住宅ローンの差額を固定資産税に充てる
ということを考えていました。
3年間の軽減措置が終わっても固定資産税は12万円ほどになりそうなので、差額分の金額が余るくらいになりそうです。
残った差額分は将来のメンテナンス費に回そうと思います。
我が家が住宅購入前に考えた月々の住宅ローンの組み方と固定資産税・将来のメンテナンス費の考え方の記事はこちら!↓
そして、評価替えのない年にあたる住宅購入2年目と1年目の固定資産税・都市計画税の課税標準額と納税額の比較結果を公開した固定資産税の第2弾記事もあるのでご参考にどうぞ。
▼評価替えにない年の固定資産税は前年とどう変わる?
この記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
「和太の暮らし通信簿」ではその他、住宅に関すること・貯金をするテクニックについてまとめた記事が多数ありますのでゆっくり遊んで行ってください。
「これで1年間の住宅に関してのランニングコストがほぼ分かった」
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