2022年は家計に影響がでる値上げラッシュが続いています。
値上げの原因は
が考えられ、今後も値上げは続くと予想されます。
そして、これら値上げは毎日使う家の電気代にも影響しています。
わが家の同時期の電気代は上がっている。
わが家はオール電化住宅で電気メインの生活になるので家計に影響がでます。
今回はわが家の去年(2021年新築ローコスト住宅・入居1年目)の電気代と今年(2022~2023年・入居2年目)の電気代を比べる良い機会だったので記事にしました。
データは和太家が契約している“関西電力”さんの「はぴeタイムR」というプランからになります。
この記事を見て下さっている方のお家の電気代の上昇と比べながら見てもらえればと思います。
2022年入居2年目と1年目との電気代・生活環境の違いは?また、全国の電気代上昇率は?
では、わが家の新築ローコスト住宅、2022年入居2年目と1年目(2021年)との電気代・生活環境の違いについて解説する項目は以下になります。
先に電気代についてですが、わが家は太陽光発電は設置していないため使用した電力分がそのまま料金になります。
太陽光発電を設置しなかった理由8選を太陽光発電の性能面・日本の環境面から解説した記事はこちら>>>
ちなみに日本の物価データから去年の電気代と比べて、2022年の電気代はどれくらい上がっているのでしょうか?
電気代を去年と比較したデータが総務省統計局の「消費者物価指数」というものから分かるようになっていて、2022年9月分のデータによると
電気代は21.5%も上昇している
※出典:総務省「2020年基準消費者物価指数」2022年9月分
上記のデータと総務省統計局の「家計調査報告(家計収支編2021年平均)」から値上げの影響額を比べると、
2021年 2人以上世帯 平均支出額 ※1 | 上昇率 | 値上げ額 | |
電気代 | 10,317円 | 21.5% | 2,218円 |
年間で約24,000円も上がることになり、格安SIMでスマホを使っている方なら1年分の費用がなくなる額です。
家族の人数が多ければその分電気代も高くなり、今年は値上げの影響もあるため更に電気代は上がっています。
では、わが家もどれくらい電気代が上がっているのかを日々の生活環境と去年の違いから比べていきましょう。
また、我が家の新築ローコスト住宅入居1年分(2021年)の電気代を月別でまとめ、住宅性能・使用している家電類から解説した記事もありますので参考にどうぞ。
【生活環境】奥さんと子どもの家に居る時間が減った
電気代に影響しそうな入居1年目と2年目の生活環境は奥さんと子どもの家に居る時間が減ったことです。
去年は奥さんが育休中で子どもも一緒に家に居て、買い物などで外に出ることはありましたがほとんど家に居る状態でした。
しかし、入居2年目からは2人が朝からお昼過ぎくらいまでは家に居る時間が減りました。
平日の朝~お昼過ぎ分の電気使用量が減る
しかし、
という勤務形態でずっと平日の午前中から昼過ぎまで家にいないという状態ではないため、電気使用量は去年に比べ減る予想ですが、大幅な変化はなさそうな気がします。
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【家電の使い方】使用が減ったもの・増えたもの
先ほどの項目で生活環境の変化について紹介しましたが、それに伴って家電の使用にも変化があります。
その他...
使用が減った家電類は家に居る時に使うことが多いものですね。
では、なぜ、ドラム式洗濯機の使用量が上がったのでしょうか?
子どもの保育園での洗い物が増えた
基本は夜の深夜電力を利用した時間に一日一回の洗濯をするのですが、子どもが保育園から持って帰ってくるお布団などは大きいので一緒に洗濯機に入りません。
なので、夜とは別に洗濯をするため回数が増えました。
しかし、子どもがお布団を持って帰ってくるのは週末であるため毎日洗濯をするわけではありませんので、少し使用電力が増えるくらいだと思います。
月々の電力使用量は減った?増えた?
こちらは結果から先に言うと
去年に比べ、月によって増えたり減ったりしている
わが家の契約している関西電力の「はぴeみる電」から使用電力量が分かるグラフがありますのでご覧ください。
リビングタイム(朝夕) | デイタイム(昼間) | ナイトタイム(夜間) | 電気使用量合計 | |
2021年7月 | 179kWh | 71kWh | 168kWh | 418kWh |
2022年7月 | 182kWh | 59kWh | 187kWh | 428kWh |
2021年8月 | 226kWh | 83kWh | 180kWh | 489kWh |
▼2022年8月 | 204kWh | 55kWh | 168kWh | 427kWh |
2021年9月 | 169kWh | 72kWh | 153kWh | 394kWh |
2022年9月 | 233kWh | 63kWh | 198kWh | 494kWh |
2021年10月 | 162kWh | 51kWh | 159kWh | 372kWh |
▼2022年10月 | 153kWh | 39kWh | 175kWh | 367kWh |
2021年11月 | 145kWh | 54kWh | 163kWh | 362kWh |
▼2022年11月 | 101kWh | 33kWh | 172kWh | 306kWh |
2021年12月 | 148kWh | 47kWh | 185kWh | 380kWh |
2022年12月 | 124kWh | 31kWh | 225kWh | 380kWh |
2022年1月 | 250kWh | 53kWh | 320kWh | 623kWh |
2023年1月 | 255kWh | 36kWh | 369kWh | 660kWh |
2022年2月 | 219kWh | 51kWh | 275kWh | 545kWh |
2023年2月 | 194kWh | 41kWh | 323kWh | 558kWh |
2022年3月 | 212kWh | 43kWh | 264kWh | 519kWh |
▼2023年3月 | 166kWh | 33kWh | 286kWh | 485kWh |
2022年4月 | 146kWh | 45kWh | 241kWh | 432kWh |
▼2023年4月 | 105kWh | 31kWh | 243kWh | 379kWh |
2022年5月 | 126kWh | 40kWh | 183kWh | 349kWh |
2023年5月 | 109kWh | 26kWh | 217kWh | 352kWh |
2022年6月 | 115kWh | 37kWh | 158kWh | 310kWh |
▼2023年6月 | 99kWh | 40kWh | 156kWh | 295kWh |
薄い棒グラフと濃い棒グラフの二つがある月が去年と比べることができる月になっています。
また、6月の去年の使用電力は入居月でまるまる一か月住んでいないため今回の比較からは外しています。
今年からお昼に家に居ない時間が増えたことが電気使用量の結果に出ています。
オール電化住宅の電気代節約の基本は、電気代が安い深夜時間帯に電気を使用すること
今回の電気使用量の結果から、入居2年目の電気の使い方のほうが電気代節約には適しているにもかかわらず、電気代が上がっています。
和太家の契約しているプランでは昼間の使用電力の電気代が最も高く、
ため、2022年7月・9月、2023年1月・2月の合計電力使用量が多くても、時間別の電気使用量を考えると電気代が上がっている点と電気使用量の関係性はあまりなさそうです。
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電気代はどれくらい増えた?
では、本題である入居2年目(2022年)の電気代は入居1年目(2021年)と比べてどれくらい上がったのでしょうか?
電気代 | 前年同月の電気代 | 前年同月との 電気代の差 | 電気代上昇率 | |
2022年7月 | 13,522円 | 11,411円 | +2,111円 | 15.6% |
2022年8月 | 14,030円 (ポイント利用前) ※13,430円 (ポイント利用後) | 13,246円 | +784円 (ポイント利用前) +184円 (ポイント利用後) | 5.6% (ポイント利用前) ※1.4% (ポイント利用後) |
2022年9月 | 16,486円 | 11,179円 | +5,307円 | 32.2% |
2022年10月 | 12,997円 | 10,550円 | +2,447円 | 18.8% |
2022年11月 | 11,315円 | 10,326円 | +989円 | 8.7% |
2022年12月 | 13,978円 | 10,731円 | +3,247円 | 23.2% |
2023年1月 | 23,341円 (ポイント利用前) ※21,841円 (ポイント利用後) | 16,313円 | +7,028円 (ポイント利用前) +5,528円 (ポイント利用後) | 30.1% (ポイント利用前) ※25.3% (ポイント利用後) |
2023年2月 | 16,266円 (ポイント利用前) ※13,466円 (ポイント利用後) | 12,036円 | +4,230円 (ポイント利用前) +1430円 (ポイント利用後) | 26.0% (ポイント利用前) ※10.6% (ポイント利用後) |
2023年3月 | 14,044円 | 13,466円 | +578円 | 4.1% |
2023年4月 | 11,051円 | 12,626円 | -1,575円 | -14.3% |
2023年5月 | 9,641円 | 10,818円 | -1,177円 | -12.2% |
2023年6月 | 8,436円 | 9,926円 | -1,490円 | -17.7% |
先ほどの項目でも説明しましたが、前年同月と比べて電力使用量が減っている月があるにもかかわらず、
2023年4・5・6月以外のすべての月で電気代が上がっている
とくに去年と今年の9月の電気代の差はヤバいですね。
そして電気代上昇率を平均してみると「7.98%」(ポイント利用含む)になりました。
ポイント利用をしているおかげでこの上昇率で納まっていますが、ポイントを利用していないと電気代が更に高かったです。
こういう時にポイントを利用して電気代を下げることができるのでポイ活をしていて良かったです。
・わが家が利用している関西電力さんの”はぴeみる電”のポイント利用サービスとは?>>>
それでも正直言うと自分達の節約努力では電気代を去年と同じ水準にもっていくのはかなり厳しいというのがホンネです。
とはいっても、数千円の出費は家計簿にすると月々のスマホ代分くらいにはなるので電気代を気にする必要があります。
電気代が増えた要因は?
わが家の電気使用量が減っている月があるのにもかかわらず、入居2年目(2022年)は電気代が前年同月に比べ、すべての月で上がっているのが分かりました。
そもそも電気代の内訳は
で構成されています。
これらの中に冒頭でも説明した円安などが影響している項目があるのでしょうか?
じつは電気料金の明細に載っている「燃料費調整額」というものが円安やウクライナ侵攻と関係しています。
市場や為替など外部要因によって変動する燃料の価格を燃料費変動に応じて電気料金に反映するために算定された料金
2022年 8月分 | 2022年 9月分 | 2022年 10月分 | 2022年 11月分 | 2022年 12月分 | 2023年 1月分 | |
1kWhにつき | +4円90銭 | +6円14銭 | +7円47銭 | +8円71銭 | +10円15銭 | +10円91銭 |
月ごとの燃料調整額の単価が上がっていて、2022年12月の燃料調整額の単価は2022年8月の2倍以上もあります。
2022年と2021年の電気使用量が同じなのに、2022年の電気代の方が3,247円も高い意味が分かりました。
上記の「1kWhごとにかかる燃料調整額」を電気使用量と掛け算することで燃料調整額が算出されます。
これらのことから
ため、わが家の入居2年目の冬の電気代は上がることが確定していて電気代上昇率が夏以上になることが予想されます。
少しでも電気代を抑えるために去年よりも電気使用量を抑える必要があります。
※「基本料金」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」については、2022年7月~12月分のデータでは料金は同じで変動はありません。
2023年2月から期限付きで燃料費調整単価が下がる!?
エネルギー価格の高騰により、電気やガス料金が上がり家計や企業の業績を圧迫しています。
このことから国が値引きする原資を、電力会社やガス会社の小売業者さんなどへ補助することで
という「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が発表されました。
実際にわが家が契約している関西電力さんでも値引きされています。
2023年2月~2023年9月分の電気料金において「燃料費調整単価」から1kWhあたり7円を差し引く
わが家の2023年2月請求分の電気使用量(558kWh)を例にしますと
燃料費調整単価が1kWhあたり10円のままだと2月の電気代請求額は3000円以上も高かったことになります。
ただ期限付きで2023年9月分までが適応になっているのでそれ以降はどうなるかは未定です。
【まとめ】去年と比べ、昼間の電気使用量が減って朝・夜の時間帯の電気使用が増えても電気代が上がった!
では、最後にこの記事であつかった項目をもう一度載せておきます。
去年に比べ、電気使用量が減っている月もありましたが、全ての月で電気代が上がっている結果になりました。
また、入居2年目である2022年は電気代を構成する「燃料調整額」の1kWhあたりの単価が上がっていることも分かったため、冬も電気代が上がることが確実です。
今後は少しでも電気代を抑えるために電気使用量を少なくする努力が必要だと感じました。
また、わが家が契約している関西電力さんの「はぴeタイムR」のプランには「はぴeみる電」というサービスがあります。
そのサービスでポイントを貯めてポイント払いすることで電気代を抑える方法がありますので有効に使っていこうと思います。
▼電気代を安くするポイントが貯まりやすい!「はぴeみる電」についての記事はこちら。
この記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
「和太の暮らし通信簿」ではその他、住宅に関すること・貯金をするテクニックについてまとめた記事が多数ありますのでゆっくり遊んで行ってください。
「電気代の値上がりのペースがヤバい。」
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