家の間取りを自由に決めることができる新築注文住宅で
は悩みどころの1つです。
ずっといるスペースではない玄関を狭くして
など各家庭の生活環境で住居スペースの広さの要望は違います。
わが家の新築住宅の延床面積は約29坪と注文住宅の中では比較的小さいお家なのですが、
約5畳分の広さがある(収納スペース含む)
入居後に「家が小さくても玄関のスペースは広くて良かった」と実感しました。
わが家は自由設計で間取りを決められたのですが、打ち合わせ当初は玄関スペースのことを何も考えていませんでした。
そんな僕達家族が現在快適に過ごせているのは、設計士さんが提案してくれた玄関スペースの間取りを採用したからです。
今回はわが家の玄関スペースの間取りとなぜ5畳の広さで良かったかの理由について解説します。
わが家の玄関スペースが5畳で良かった理由 & 新築住宅の一般的な玄関の大きさとは?
では、今回の記事で解説する内容は以下になります。
また、わが家の玄関周りの間取りは下の画像になります。
大きさをカンタンに説明しますと
という計算になり、わが家の玄関周りは約5畳分あることが分かります。
実際は壁などがあるため、何もないまるまる5畳分の広さと比べると実感はあまりありません(笑)
また、他のお家の玄関の広さはどれくらいなのでしょうか?
約3畳(1.5坪)が標準的な玄関の大きさ
そして、窮屈さを感じない大きさは
が目安となっています。
このことを考えると先ほど計算したわが家のローコスト住宅は
他の新築注文住宅に比べ、家の延床面積は小さいが玄関周りの大きさは広い
ということになります。
では、次の項目から「5畳の広さで良かった理由」の内容について解説していきます。
その① ウォークスルーの玄関が良い!
わが家は玄関にシューズクロークを設けていて、動線を意識したウォークスルータイプの玄関です。
シューズクロークには”ウォークスルー”と”ウォークイン”の2つのタイプがあります。
このウォークスルータイプのシューズクロークを設置して感じたメリット・デメリットは以下になります。
メリット① 家族用とお客様用(2way玄関)に分けることができる
玄関は靴を履くスペースでもありますし、お客様が最初にみる家の中なので”第一印象”にも繋がります。
でも、玄関には置きたいモノがたくさんあります。
そんな”置きたいモノ””お客様に対しての第一印象”の両方の良いところ取りができるのが「2way玄関」です。
ウォークスルータイプのシューズクロークを活かした「家族用入口」とそのまま玄関ホールに入ることが出来る「お客様用入口」
靴や傘など必ず使用する実用的なものを置く「家族用玄関」、お客様に見せるという「お客様用玄関」の空間を分けることができる
普通の玄関の場合は、同じ空間で「モノを置く」「見せる」をするため収納テクニックが必要であったり、常に片付けられているという状態にしないといけません。
2way玄関の場合は初めから空間が分かれているため、用途別に使用できるため便利です。
扉があることで隠すことができる
わが家のシューズクロークの入口には引き戸の扉を設置しています。
傘やカンタンに履ける靴類を家族用玄関に隠すことができる
ゴミを捨てたり、外で何かをするためにすぐに履けるクロックスや靴などを玄関に置いていませんか?
玄関ホールから外に出る動線がメリットであるウォークスルータイプの家族用玄関に傘やすぐ履ける靴類を置いておくと
ので扉はウォークスルータイプの玄関と相性が良いです。
突然の来客やネット購入での配達で玄関を見られる際は、扉を閉めるだけなので手間もかからないためシューズクロークの入口に扉があると便利です。
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メリット② 玄関ホールに開放感がある
ウォークインタイプの場合、黄色の部分が壁になります。
この黄色の部分が壁と考えると少し玄関が小さく感じてしまいます。
一戸建ての注文住宅で開放的な玄関は憧れの1つですし、開放感のある玄関はどこか豪華さを感じます。
また、後の項目で解説するDIYについても壁がない広い玄関は作業性アップにもなります。
デメリット シューズクロークとしての収納力が少なくなる
ウォークインタイプだと動線を作るために、壁にできる部分が何もない状態になっています。
しかし、ウォークインタイプだと動線を気にする必要がないため、壁を作ることができるので壁の部分を収納スペースにすることができます。
ウォークインタイプの方が収納力が高い。
家族の人数が多い場合、収納量が多い方が重宝することが多いです。
わが家の場合は、夫婦共働きのため朝の出勤などを考えると動線がある方が重宝します。
シューズクロークの間取りを決める時は家族の生活環境や収納量を考えてどちらにするか考えましょう。
その② 収納スペースが便利
わが家の玄関には
これら4つの収納スペースがあります。
リビングがスッキリ片付く
我が家の場合、シューズクローク・コートクロークには靴や上着以外のモノも置いています。
家に帰ってきてリビングまで持っていく必要がなく、玄関周りの収納スペースで片付けられるものがあるためリビングに置く荷物が少なくなります。
子どもが外で遊んだ土のついたグッズや雨でぬれたランドセルなどもリビングに持ち込むこともなくなるため、リビングが汚れたり濡れたりせずキレイを保つこともできます。
そして、リビングの収納スペースを減らすことによってリビングを広く使えるというメリットもあります。
わが家の土間収納・シューズクローク・コートクロークやその他、収納スペースの種類と活用方法についてまとめた記事がありますので参考にどうぞ。
▼シューズクローク・コートクロークは靴・上着以外を置いて更に便利!収納スペースについてまとめた記事はこちら。
その③ 台風で一時的に避難させたいものを置ける
一戸建て住宅には庭があるため外に何か置いていませんか?
わが家だと子どもが遊ぶ砂場のスペースがあるためスコップ・バケツも外に置いています。
外に置いてあるものは各家庭さまざまですが、台風が来るときは飛ばされないために対策が必要です。
ヒモなどで結ぶという方法もありますが、持ち運びできるものであれば玄関に入れてしまえば台風が来ても外を気にする必要がありません。
台風は一時的なもので土間収納に入れるのは手間になるため玄関タイルの部分に置いておけばすぐに外に戻せます。
玄関タイルの部分がある程度広いと一時的に外のモノを置いておくスペースに役立ちます。
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その④ 夏・冬の工作・DIYに最適
夏に僕が子どもにおもちゃを作った時に玄関を使って感じたことです。
以前「出費を減らせる1000万円を貯金したわが家の節約方法」という記事内でわが家は図書館を良く活用しているという内容を紹介しました。
その図書館で借りてきた本の中に「モンテッソーリ教育」についての内容が書いてある本がありました。
▼借りてきた本です。
子どもを観察することによって見出された事実に基づく科学的な教育法
自立をする・発達をする原動力は子ども自身に備わっているということです。
子どもがするイタズラは成長に必要なものであり、そのイタズラを好きにさせてあげる環境と道具が必要であるということです。
その他、いろいろ
そして、この借りてきた本には年齢別の敏感期に合わせた遊び道具を親がカンタンに作ることができる内容が書かれていました。
この子どもの遊び道具作りに広い玄関が役立ちました!
外だと暑い・寒いという環境でも玄関内でクーラー・エアコンが効いた快適な環境で工作・DIYができる
わが家にはタイルデッキがあって春・秋の作業性は良いのですが、夏はタイル表面が熱くなり、外の気温も重なってとても作業ができる状況じゃないです。
ところが広い玄関があることで作業スペースが確保できるという点の他に
といったメリットがありました。
お子さんのために何かを作ってあげたい・DIYが好きという家庭には季節関係なく作業ができる広い玄関はおススメです。
その⑤ 生活感を隠せる
玄関ドアから家の中を見ると白い壁があり、正面から見える左のドアは洗面室のドアです。
LDKへの扉や2階への階段はこの画像の右側にありますが、玄関ドアを開けても外からは見えない間取りになっています。
リビング階段であれば、LDKの中に階段があるため玄関から見えることはないですが、僕達夫婦は玄関ホールの階段を初めから採用することを決めていました。
▼玄関ホール階段のメリットとは?階段が上がりやすい寸法と共に解説!
私達は楽天市場での買い物が多く、配達をしてもらうことが多いです。
玄関のスペースが狭いとLDKの扉や階段が近くにあって、玄関ドアを開けると外から見える位置にあったかも知れません。
生活感が出るLDKや階段を隠すことができる
玄関ドアを開けても白い壁なのでLDKや2階から降りてくる様子が見えないためプライバシーを確保できます。
大通りの道の近くに家を建てる方や良く配達をしてもらう機会が多い方で、生活感を隠したい場合は玄関スペースを広く取ることをおススメします。
【まとめ】玄関を広く取った間取りは普段の生活を快適にできるメリットがいっぱい!
では、今回解説した項目をもう一度載せておきます。
好きな間取りにできる注文住宅では、玄関を広くするということは後回しになることが多いです。
自分達がくつろぐ空間を大きくするということに注目しがちですが、玄関スペースを大きくすると
これらのメリットがあることを実感できました。
また、玄関収納を多く取ることでリビングに荷物を置くことがなくなり、リビングを広く使えるので結果としてくつろぐ空間を広く使えます。
わが家の家の大きさは注文住宅の平均よりも小さい延床面積約29坪ですが、玄関スペースを大きく取ったことで日々の生活を快適に過ごせています。
小さいお家を検討中の方は小さいお家のメリットについてまとめた記事がありますので参考にどうぞ。
▼予算面や入居してからのメリットもいっぱい!小さい住宅でも快適な理由はこちら。
この記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
「和太の暮らし通信場」ではその他、住宅に関すること・貯金をするテクニックについてまとめた記事が多数ありますのでゆっくり遊んで行ってください。
「玄関スペースの収納を増やせば、リビングが広く使える」
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