注文住宅を建てるうえで間取りの打ち合わせをする機会が必ずあります。
そこでLDKの大きさ・畳スペース・吹き抜け・フリースペースなど各家庭の欲しい間取りを話すと思います。
その間取りの一部である”階段”の配置ってどう考えていますか?
我が家では初めから玄関ホールにある玄関ホール階段に決めていました。
各住宅会社を巡った時に規格住宅のプラン集をもらった時も、その中にあった「リビング階段」のある間取りは候補から外していました。
“自由設計”ができる住宅会社さんと契約したので間取り打ち合わせで玄関ホール階段を設置した。
これらを気にしたため、おしゃれなリビング階段ではなく玄関ホール階段を採用しました。
じつは間取りを考える時に階段の配置を決めてから他の間取りを決めていくみたいです。
そういえば間取りの打ち合わせの初めに階段のことを聞かれた気がします。
打ち合わせ当時は何も考えていなかった”階段”ですが、住みだしてから実は配慮されている階段だったことに気づきました。
今回は、その実は重要である我が家のローコスト住宅の箱型タイプ玄関ホール階段の詳細について紹介していきます!
玄関ホール階段のメリット・デメリット
玄関ホール階段の他にリビングの中に階段がある「リビング階段」というものがあります。
この項目では、そのリビング階段ではなく我が家が採用した玄関ホール階段のメリット・デメリットについて説明します。
玄関ホール階段のメリット
リビングを通らずに2階に上がれるため、子どもの友達が来た時にリビングの様子を見られません。
家族以外の人が来た時に家のプライバシーを守りやすくなります。
子どもは正直で何でも話すと思いますので、何か我が家のことを話す機会を減らせるかもしれません。
また、リビングと玄関ホールとを扉で仕切るため、料理などの臭いが2階に上がりにくくなります。
玄関ホール階段のデメリット
学校から帰ってきた子どもがそのまま2階の部屋に行ってしまいます。
家に来てくれた友達の雰囲気も分かりにくくなります。
リビングを通らないため、家族間で顔を合わす機会がリビング階段に比べて減ってしまいます。
子どもが学校で何かトラブルを起こしてしまった時、把握できなかった時の不安要素になる可能性がある
住宅面に関しても玄関ホールでの階段スペース分の間取りを設置するので、他の間取りスペースが減ってしまいます。
和太家ローコスト住宅の箱型玄関ホール階段の詳細は?
では、我が家の箱型玄関ホール階段についての項目は以下になります。
これらについて紹介します。
また、階段については設計士さんが作成してくれた間取り図面をそのまま採用しています。
もともと玄関ホール階段の間取りが良いということを打ち合わせでお願いしていただけで、階段の高さや幅などについては作ってもらった図面のままでしたが、
私達自身も不自由のない、2歳になっていない子どもが無理なく上り下りできるような階段になっています。
上の画像2枚が木造2階建ての我が家の階段の図面です。
そして、和太家の階段は箱型タイプのよく見かける階段です。
この箱型タイプの階段のメリットは
デメリットとしては、オープン階段に比べるとおしゃれ感がなく、どこか安っぽく感じるところです。
ローコスト住宅なのでリーズナブルなのは納得です。
ちなみにですが、階段での追加費用は発生していません。
では、次の項目で我が家の階段の詳細について解説していきます!
階段の幅・踏み面・蹴上げ・段数
まずはそれぞれの名称と位置を図で表してみました。
そして、我が家の階段の幅・踏み面・蹴上げを測ってみました。
幅 | 踏み面 | 蹴上げ |
76cm | 23cm | 18.5cm |
15段(2階の床が15段目)
自分の感覚としては見てきた建売住宅の階段に比べて蹴上げの高さが低く、踏み面が広く感じます。
階段の上り下りに関しては、踏み面もそれなりにあり、蹴上げも高く感じないためしんどくないです。
そして、Panasonicさんの建材カタログの階段ページに掲載されている踏み面・蹴上げの推奨の寸法は以下になります。
勾配については微妙なラインですが、それ以外はクリアできています。
この結果を見てみると担当してくれた設計士さんは生活しやすい階段のことを考えて間取り図面を作成してくれたことに気づけました。
また、その通りに我が家を建てて下さった棟梁さんに感謝しています。
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階段の手すり位置
手すりは階段のストレート部分と折り返し部分の2箇所に付いています。
ストレート部分の手すりの高さは踏み面から手すり棒の中心へ垂直に測って84cmくらいの高さです。
僕は身長が低いため手すりはちょうど骨盤の高さの位置です。
夫婦で身長が低く、身長差も10cmもないので手すり位置については何も問題はありませんでした。
また、手すりは子どもが手を伸ばせば届く範囲の高さで、蹴上げもそこまで高くないので小さい子どもの階段の上り下りもしやすいです。
階段の照明
足元灯はサービスで追加費用なしで設置してもらえました。
2階にトイレがなく、1階にしかトイレがない間取りになっているため、
夜中に階段を降りる時にブラケットの照明を点けると眩しいですが、足元灯の場合は眩しくない光が足元の階段を照らしてくれます。
我が家のローコスト住宅で採用した照明器具や配置について解説した記事がありますので、そちらもどうぞご覧ください。
▼足元灯などの照明器具のメーカーや型番・センサーライトの範囲についてまとめた記事はこちら。
また、朝やお昼の陽が当たる時間帯の時は階段に上げ下げ窓があるのでブラケットの照明を点ける必要がありません。
階段のある箇所に窓を設置することで、自然の光が入ってきて階段や階段に面しているホールも明るくなりライトを点ける必要がないのでおすすめです。
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階段下は土間収納
箱型タイプの階段のメリットである階段の下を収納にできるというポイントについてですが、我が家の場合は玄関の土間収納になっています。
土間収納の大きさは1帖とそこまで大きくはないですが、
延床面積29坪の和太家の玄関は「土間収納」「シューズクローク」「コートクローク」と収納スペースが豊富です。
玄関まわりの収納スペースは多い方が良いというのは住みだしてから気付きました。
土間収納は、
といったメリットがいっぱいです。
我が家の延床面積29坪ローコスト住宅の収納スペースについて画像や間取り図面からまとめた記事がありますので良ければご覧ください。
▼機能性抜群!延床面積29坪でも満足できる収納スペースについてまとめた記事はこちら!
その収納スペースの一部である土間収納は、箱型タイプの階段を採用したからできた間取りです。
実用性のある箱型タイプかつ玄関ホール階段だからこそ延床面積がそこまで大きくない我が家に採用して良かった階段だと再認識できました。
【まとめ】箱型タイプの玄関ホール階段はメリットがいっぱい!そして、階段の配置は重要!
では、この記事で紹介した項目についてもう一度のせておきます。
改めて住宅会社の設計士さんがいろいろ考えてくれていたんだなと実感しています。
箱型タイプの階段はおしゃれさには欠けますが、実用性のある機能が豊富です。
上記の画像は2階側から見た階段の折り返し部分になりますが、
私、和太さんのお家のこの箇所が気に入っています。
と引き渡しの時に言っていただけました。
実は担当の営業さんも同じ住宅会社さんで家を購入されているのですが、ここまで折り返し部分が大きくないみたいです。
この折り返し部分が大きいのは上り下りのしやすさ以外に、老後の転倒リスクを下げる効果もありそうです。
今回の記事をまとめていて感じたことは、階段の配置によって収納スペースや日当たりなど「満足度」に影響しそうなポイントが多かったことです。
僕達はただ”リビング階段じゃない方がいい”という条件を出しただけでしたが、その条件から考えないといけないことって多いなと実感しました。
今、住宅会社さんと間取り打ち合わせをされているのであれば一度、階段について考えてみるのも良い機会だと思います。
住宅購入は一生に一度の買い物と言われるくらい重要な決断なため、悩むことが多いのは当たり前です。
そのため、第三者のプロから意見をもらいたいという方が多くいますが、
専門的な知識が必要であることに加えて身近に相談できる人がいないことも多いです。
そんな方へ“ココナラ”の「間取りのセカンドオピニオン」がおすすめです。
一級建築士の出品者が多数いて安心して相談することができ、的確なアドバイスがもらえます。
和太家の間取り図面の記事について解説した記事もありますので参考にどうぞ!
▼和太家の全体の間取り図面とこだわった間取りについてまとめた記事はこちら。
この記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
「和太の暮らし通信簿」ではその他、住宅に関すること・貯金をするテクニックについてまとめた記事が多数ありますのでゆっくり遊んで行ってください。
「階段ってかなり重要だった」
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