このローコスト注文住宅の新築工事期間中の内容と打ち合わせシリーズも第3弾になりました。
以前の記事(第2弾)では「棟上げ〜外壁部の防水透湿シート貼り」の工事の流れとその期間中にした打ち合わせについて紹介しました。
今回はその続編の断熱材入れからの期間になり、ローコスト注文住宅がついに完成となります。
住宅会社と契約してから約3か月半~4か月半(基礎工事が始まってから約1か月半~2か月半)分
その他、各打ち合わせについては前回のシリーズで終了したので今回は工事流れの日程順と内容だけになります。しかも外構工事もこの期間中に終わっています。
いや~、本当に契約してから家が建つまでの期間は楽しくて早かった(笑)
ここまで工事が進んでくると打ち合わせ時にもらったイメージパースがリアルな形となって見ることができるので、棟梁さん・それぞれの部分の工事をしてくれた業者さん・設計士さんのプロの凄さに驚きます。
では、紹介していきます。
過去の我が家のローコスト注文住宅の建築工事流れとその期間中にした打ち合わせ項目の第一弾記事
の内容をまとめた記事も下記に載せておくのでこちらも参考にどうぞ。
断熱材入れから壁紙クロス貼りの建築工事の内容と日程は?
すでに注文住宅での各打ち合わせは終了しているので後は住宅の建築工事になります。
この記事では前回の工事流れの内容とは違い住宅設備などの設置もあるので「こういう形で搬入されるんだ!」という施主にならないと見れない画像もあります。
また、僕が気に入っている「ヘーベルパワーボード」の取り付けやグランロック塗料を塗るシーンもあります。
【3月2週~3週目】壁や天井の断熱材入れ & 石膏ボード貼り
壁や天井に断熱材が入れられている画像を紹介します。
この断熱材が入れられた後に石膏ボードが貼られていきました。
この項目の後はあまり、建材の画像は出てきませんが床材・建具・階段の取り付けなどを行ってくれていました。
断熱材入れ
我が家の注文住宅の断熱材は「グラスウール」です。安価であり、多くのお家で使用されている断熱材です。
昔に比べて、性能が向上して施工技術もアップはしているのですが住宅会社によっては得意不得意があるみたいです。
後に出てくる外壁材の「ヘーベルパワーボード」も燃えにくい素材なので我が家は燃えにくい素材を多く使用している住宅になります。
そして何よりも断熱材は生活の快適さに関わる室温に影響する要因の一つです。
夏や冬の外部の気温に対してエアコンの効きにも影響するため日々の電気代、要は固定費にも関わってきます。
月々の固定費を抑えることが出来れば、浮いたお金は賃貸時代にはなかった”固定資産税”や”将来のメンテナンス費”に回すことができます。
我が家では「オール電化」を採用したため、光熱費が電気代だけになるので注文住宅に入居前は気にしていたのですが、今のところ賃貸アパート時代よりも安くなっています。
石膏ボード貼り
断熱材貼りが終わった壁から石膏ボード貼りが始まりました。
壁・天井の下地材になります。この上に壁紙クロスを貼っていき、遮音などの効果があります。
この石膏ボードに一度触ってみたのですが硬くて頑丈でした。
家の壁全体に石膏ボードを壁に合うように寸法を測ってカットします。機材でカットするとはいえ、そこから貼っていくのでかなり大変な作業です。
スポンサーリンク
【3月3週目】外壁材「ヘーベルパワーボード」貼り
この「ヘーベルパワーボード」は高性能な外壁材で和太家はこの外壁材を使った外観をとても気に入っています。
打ち合わせの時に標準仕様で「ヘーベルパワーボード」と「サイディング」を組み合わせた外観にもできたのですが、我が家は「ヘーベルパワーボード」のみの外観でデザインしてもらいました。
「ヘーベルパワーボード」は取り付け時は白く、塗料が塗っていない状態で貼り付けてくれます。2階はクレーンを使って業者さんが貼り付けてくれていました。
また、「ヘーベルパワーボード」が付いてから棟梁さんが中で使っている工具の音がかなり小さくなったのが分かったのでこの外壁材の長所が活きています。
この「ヘーベルパワーボード」の特徴や後の項目で紹介する「グランロック塗料」についてまとめた記事もありますので良ければご覧ください。
【3月3週目】システムバスルーム設置
このシステムバスルームの取り付けは一日で終了していました。
我が家のシステムバスルームは「LIXIL」さんの“アライズ”になります。
標準仕様で“ミナモ浴槽”という大きめの浴槽を選ぶことができたのでその浴槽を採用しました。
賃貸のアパートに比べ、浴槽でゆっくり足を伸ばせるので選んで良かった浴槽です。
ちなみにですが、我が家の浴室には窓を設置しておらず窓を付けない代わりに24時間換気機能のある浴室暖房機を取り付けてもらっています。
窓を取り付けないメリットもあり、住宅建築での費用も削減できるのでおすすめです。
【3月4週目~月末】外壁材シーリング & グランロック塗料
先ほどの項目で取り付けた「ヘーベルパワーボード」のパネル間の目地に充填するシーリング作業とその後に行われた塗料(グランロック)を塗る工程の画像を紹介します。
外壁材シーリング
「へーベルパワーボード」のパネルの間が取り付け時と違い、白くなっているのが見えますでしょうか。
この白いものがパネル間の目地の隙間を埋めるシーリングという感触がゴムのような素材になります。
このシーリングがひび割れてきたり、痩せてきて隙間が見え始めたらメンテナンスをする必要があります。
グランロック塗料
家の外壁材を塗る塗料の一斗缶ってこんなに量がいるんですね!
ヘーベルパワーボードの塗料はいろいろ種類があり、我が家は「グランロック」の黒色塗料(KG-560)を選びました。
この塗装は「下塗り」「上塗り」の2層になります。この塗り方も耐久性が良いメリットのポイントなのかもしれません。
「グランロック」塗料の上塗り後には表面に何かブツブツしたものが付いていました。これが上塗り材のチップだと思います。
塗料を塗ってから数日後の家の外観が上記の画像になるのですが、
塗った直後と比べると雰囲気が少し変わり、シックなカッコいい黒色の外壁になりました。
スポンサーリンク
【4月初め~3週目】外構工事
完成に近づきつつある住宅の周りに重機が入り、土を掘ったりして境界のブロックフェンスや駐車場スペースの土間コンクリート・玄関ポーチなどの外構工事が始まりました。
外構工事は始まってから約3週間くらいで終了したと思います。
外構に関しては
我が家が契約した土地は間口が狭い、変形地のため駐車スペースをどうするか悩みました。
間口が広ければ車を並列で2台以上停められるのですが、間口が狭いと並列ではない別の方法を考えないといけませんし車の扉を開くのが窮屈になるかもしれません。
結果としては完全ではないですが並列に近い状態で車を停められるように設計してもらいました。
その駐車スペースの土間コンクリートの面積と費用、外構に使用した砕石・砂の面積と費用、その他我が家で採用された外構のアイテムの費用の詳細をまとめた記事があるので良ければご覧ください。
【4月2週目】システムキッチン納入 & 設置
この週でシステムキッチンやその他水回り設備であるトイレや洗面台も納入・設置されたような気がします。
キッチンに設置されるレンジフードや食器洗い乾燥機の画像になります。
キッチンの設置される前の分解された状態を見る機会ってそうそうないですよね(笑)
これらシステムキッチンの部材を取り付ける期間自体はそんなにかかっていなかったです。
住宅設備を設置してくれる業者さんはパッと来て2日程(ひょっとしたら1日?)で設置を終わらせてくれるイメージが残っています。
我が家のシステムキッチンのワークトップ(天板)の素材はステンレスになっています。
英語表記で「Stainless」。Stain(サビ)less(ない)という意味になります。
ローコスト住宅なのであまり価格の高いものは標準仕様からは外れているとは思いますが、ステンレスだからといって使っていて不便ではありません。
注文住宅で費用を抑えたい方はキッチンの天板の素材をステンレスにすることを検討するのもアリだと思います。
スポンサーリンク
【4月2週目】壁紙クロス貼り
上の画像は壁紙クロスを貼る前に石膏ボードの繋ぎ目にパテを塗った部分です。
石膏ボードの上から壁紙クロスを貼るため、その下地であるボードに凹凸などがあると壁紙クロスを貼った後その部分だけ浮いたりして目立ってしまいます。
そういうことがないようにパテを塗りながら職人さんが確認するみたいです。
壁紙クロスを貼る作業の時は職人さんが5,6人ほどで各部屋に分かれて一気に作業をしてくれていました。
この壁紙クロス貼りも1日くらいで終わっていたと思います。
僕達家族がお気に入りの玄関ホール天井に貼ってもらった木目調壁紙クロスです。
我が家の壁紙クロスは標準仕様で選べた「サンゲツ」さんの“SP”シリーズがメインで貼られています。
他の部屋の壁紙クロスの内容と品番をまとめた記事がありますので、壁紙クロスを検討中の方は良ければご覧ください。
【4月3週目】コンセント、照明・スイッチの設置
最後にコンセント、照明・スイッチの設置になります。
この期間に畳コーナーの畳や、階段の手すりも取り付けられたと思います。
もともとコンセントを取り付ける位置は穴が開いてあったのですが、壁紙クロスを貼って覆ってしまってから、もう一度コンセント取り付け部分に穴を開けるみたいですね。
我が家のコンセント計画では、間取り図面の寸法を活用して新居で使う家具家電の寸法を照らし合わせて打ち合わせをしました。
コンセントは注文住宅の後悔ポイントの項目でよく上げられますのでしっかり考える必要があります。
照明・スイッチに関してはセンサーライトがどこで反応して点くかを記載したりしています。
【まとめ】基礎工事を始めてから約2か月半でローコスト住宅は完成!
では、最後にこの記事で紹介した項目をもう一度載せておきます。
住宅会社と契約してからの建築工事や打ち合わせの流れを3記事に渡り書かせて頂きました。
もし、3記事ご覧になられた方がいらっしゃいましたらありがとうございます(^^)
少し長い記事だったのでお疲れになっていませんか?(笑)
これで我が家の例ではありますがだいたいの新築工事工程の流れは終わり、後は引き渡しを待つことになります。
基礎工事着工から約2か月半で建築工事は終了し、住宅会社と契約してから数えると約4か月半で住宅は完成しました。
引き渡しは5月中頃にしたので我が家の場合では、契約してから半年以内には注文住宅が自分のものになっていました。
住宅が完成してから引き渡しの期間中は住宅ローン借り入れのための自分たちの条件にあった銀行さんでの住宅ローン契約をしました。
住宅ローン契約時は僕自身の年収が300万円、勤続年数1年半、転職歴が多い状態でしたが公務員や大手企業勤めの方達並みの最優遇金利での住宅ローン借り入れができた内容を記載しています。
そして、引き渡しから引っ越しまでの期間は新築の住宅をキレイに保つために100均で購入できる便利グッズやハニカムスクリーンの設置をしました。
住宅を購入してから引っ越しまでは結構することが多いですが、人生で一度のイベントなので家族で楽しんで貰えれば良いと思います。
「和太の暮らし通信簿」ではその他、ローコスト住宅や貯金についての記事をまとめているので良ければゆっくり遊んで行ってください。
「終わってみればすごく早く感じた期間やったな〜」
コメント